ロシアが悪いという欧米に偏った報道
ウクライナ情勢が風雲急を告げておりますけれども、これについての日本のテレビ、新聞の報道はですね、殆ど90%以上というか、ほぼ100%、欧米からの見方だけでですね、なにかロシアが悪い事をしているというふうに言っていますけどね。
ウクライナというのは、元々、ソ連邦の一部であり、ウクライナの首都のキエフというのは、元々ロシアの首都であり、しかも歴史的には1400年代にモンゴルが来てですね、この辺一帯は皆殺しにあって。
そして、モンゴルの人が住みですね、ダッタン人という非常に特徴のある人もかなりいるんですけれども。
それから今度はナチスが第二次世界大戦ではですね、スターリングラードを目指して、ここをずっと通過しましたので、またここで大きな被害を受けるというふうに。
ウクライナという地方がですね、ロシアの中では南の方で、黒海の沿岸にあたってですね、大変に肥沃な大地があってですね、小麦なんかがよく取れるんですね。
もう少し前になりまして、紀元前2000年くらい前になりますと、ここにはアーリア人が遊牧民として住んでいたんですね。
それで、2回ほどアーリア人は突如として全世界的に散って行くんですね。
インドアーリア語族といいますけれども、言語としてはインドの北方ですね。
それから、イラン。
これは、アーリア人の国ですけど。
それから、黒海、カスピ海の沿岸地帯。
それから、ヨーロッパやギリシャ、あとヨーロッパ全部ですね。
今はラテン民族とかゲルマン民族とかがいますけれども、元々は全部アーリア民族で。
それで、イギリスからはアメリカに渡りましたからね。
アメリカのインディアンを皆殺しにし、メキシコも半殺しにしてですね、南アメリカは、殆ど全部殺しましたので。
そこら辺までが、アーリア人の所になったという事で、極めて戦闘的な民族ですね。
それが丁度、今のウクライナにあたるわけです。
ですから、そういう歴史的な背景を一応考えてウクライナの騒動というのを見なければいけない。
ソ連時代には、ウクライナは原子爆弾、水素爆弾を非常に大量に持っていたのですが、ソ連の崩壊と共に、核武装は止めるという事でロシアにみんな返しました。
その点では、平和国家として行くという事になったのですが。
NATOというのは元々、ソビエトと対抗する、ワルシャワ条約機構軍という共産主義国の軍隊と対抗する為に作られたもので。
共産主義勢力がいなくなってから、本当はNATOの方もですね、減少していかなければいけないと私は思うんですね。
ただ、アーリア人というのは非常に戦闘的なので、NATO軍を残しております。
かつてNATO軍というのは、ポーランドとかルーマニアとかブルガリアという共産主義の国がですね、ウクライナ、ベラルーシの西側にあるんですけど、そこの所までがワルシャワ条約機構軍だったのですが。
現在では、そのNATOが拡大してですね、ポーランドとかルーマニアとか全部NATOに入っております。
南の方では、トルコもNATOに入っているんで、どっちかというとロシアはですね、NATO軍に取り囲まれているような状態になったわけですね。
こういう状態を作れば、当然ロシア側も反撃をする。
特にウクライナの場合はですね、元々ロシアの領土であったという事があって。
西半分はウクライナ人、東半分はロシア人という構成なので、民族的にも難しいわけですね。
ところがこれは、ウクライナが正しいんだ、正しいんだという報道を日本はしていますけども、それはちょっとおかしいんじゃないかと私は思いますね。
やっぱり日本はですね、第一次世界大戦までアジアを代表する国としてヨーロッパの進出に対しては非常に批判的でしたね。
第一次世界大戦の後のパリ講和条約でもですね、日本は敢然として人種差別撤回条項を主張するというふうに、非常に誇り高い日本は民族だったんですね。
その点では、ヨーロッパがいいとかですね、商売意をするにはヨーロッパだとか、商売をするのに中国がいいといった、まるで魂の無い商売人になってしまったという事は非常に残念だと思います。
ところで今日のお話はですね、ウクライナ騒動はなぜ問題かというとですね、人間本来の戦争がされないと思うからなんですね。
人間本来の戦争でなくなったのは、1937年のスペイン北部のゲルニカ爆撃によって起こった事であってですね。
それまでは戦争というのは、ゲームだったんですよね。
私は最近しょっちゅう言っているのですが、有名な戦場と言ったらですね、ワーテルローだったり、それから関ケ原だったり、決して都市の名前というのは、それほど付いていないんですよ。
たまたま都市でやる場合もあるんですね。
近代戦、現代戦は違いますよ。
ところが、その時に戦争はですね、人間はどうしても戦争をしてしまう。
だけど、戦争をするのは軍人だけ。
軍人が出来るだけ無人の原っぱで戦争をする。
これはですね、ギリシャローマ時代からそうなんですよ。
ずーっとそうですね。
日本でもそうです。
江戸戦争とか、大阪浪速戦争なんていうのは無いんですよね。
京都はたまたま一回戦場になった事があるのですが、だいたいはそういう所では戦争はしないと。
戦争はゲームだと。
人間が仕方のないゲームをするんだと。
だから、志願兵が中心ですね。
傭兵とか、志願兵が中心で徴兵はしないと。
徴兵は、しかも希望で徴兵するというそういう方式でしたね。
それで、軍人同士が戦う。
軍人はもちろん戦って雌雄を決するために、正義の為に戦うんだという事で戦争というのはあったわけですね。
それが、戦争になると一般民衆が巻き込まれて、悲惨な戦争になったのは1937年から1945年までのわずか8年間だけなんですよ。
そこで悪い癖が付いちゃったんですよ。
その悪い癖をやったのは、主にはアメリカ、中国、それからドイツあたりなんですね。
イギリス、フランスというのはどっちかといったら戦場でやりましたね。
ですから、そういう点では人間本来の戦争に戻すという事をまずやらなければならない。
まず、都市では戦争をしない。
都市を攻撃しない。
都市には人がいっぱいいますからね。
だから、ウクライナで戦争をするんだったらウクライナの人のいない所を選んで、ロシア軍もですね、戦争をするんならそこに行くぞと言うと。
爆撃機のような、アメリカNATO軍は爆撃機B-52なんかをまだ持っていますけど。
そういう攻撃性の兵器ですね。
要するに、虐殺をする戦争の兵器。
これはやっぱり使用しないという事を、今ウクライナの両陣営で宣言すべきですね。
日本は少なくとも東京大空襲、広島、長崎の原爆の被害を受けておりますから。
平和国家日本としては、まず国際的にですね、ウクライナの戦争がどうしても行われてしまうのは仕方ないかもしれないというか、決して、1037年から1945年までの虐殺を伴う戦争は駄目だと。
そういう兵器。
例えば、原爆が典型的にそうですけども、原爆とか大量の爆撃機による爆撃は、絶対に駄目だと。
それは、人類に対する挑戦であると。
もしやれば、戦後裁判をやってですね、それを指令した司令官、もしくは政治家についてですね、国際的な裁判所で処罰をするべきであるという事を声高らかに言うべきです。
特に、日本で今まで平和運動で力を尽くしてきた方もいっぱいいるわけですね。
そういう方が、やっぱり戦闘的なヨーロッパ、アメリカのアーリア人のスタンスではなくて、やっぱり日本の戦争を憎む姿勢をですね、ここでは示すべきだと思うんですね。
そういうものの積み重ねをして、ウクライナで軍隊同士だけ戦う。
一般人は全然被害が無かったという事になるとですね、それを見て多くの人はですね、もし人間社会に戦争が避けられないものであっても、しかし、やはり一般人を虐殺するような方式というのは止めると。
これをやればですね、今度、中国と台湾の紛争も起こりそうですけれども、これも必ず海の上か、人間のいない平野とか山地でやれという制限をつける事によってですね、かなり平和に近づくと。
私はそう思いますね。
平和の願いなんてやってですね、神に祈っていても駄目なんですよ。
やっぱり具体的な政策を出し、具体的に言葉に出して行っていくと。
ぜひ、私のこの話に賛同の人はですね、人間本来の戦争に戻すと。
ウクライナから始めようというふうに声を上げて頂きたいと私は思います。