これからの日本の政治
これからの日本の政治という事についてお話をさせて頂きたいと思います。
政治を動かす最大のものは何かと言えば、実は政治日程なんです。
何月何日まで国会が開かれ、そして3月末までに予算を成立させる。
そして予算の成立の為には?
という形で、逆算で日程交渉が始まる。
また法律を通す上でも、国会の審議日程というのが重要であり、法律を通す為には最低限の審議時間が必要になる。
審議時間が足らなければ、その法律は本会議に上程されず、結果的に法律が成立しないという事になるわけです。
この調整を行っているのがいわゆる与野党の国対。
国会対策委員長会談において、どのような審議内容を行い、どのような形で審議して行くか決めて行く。
そして、この大きな流れを決めるというのも、あくまでも日程という事になるわけです。
衆議院はいつ解散するのか?
なぜならば衆議院も参議院も、そして日本中の議会には任期というのがあり、任期切れまでには選挙を必ずやらなくてはいけない。
特に衆議院の場合、任期満了を待つ前に解散をする事が多く、いつ解散するかが常に政治のテーマの一つになっているわけです。
そして現在永田町では、6月16日までの通常国会が終了したために、次の選挙に向けての動きが本格化しているわけです。
この先の政治日程を考えた場合、現在の衆議院の任期は10月21日まで。
それまでに選挙を行わなくてはいけません。
そのため選挙日としては10月11日の日曜日が、事実上、選挙の最終期限となり、選挙期間は12日間ですから、10月5日が公示の最終期限となる。
つまり、10月上旬までには公示をしなくてはいけない。
となれば、逆に解散はその前にしなくてはいけないわけです。
そしてもう一つの政治日程、それは自民党総裁選という事になります。
現在の自民党の総裁任期は9月末まで。
この9月末までに次の総裁を決めなくてはいけない。
次の総裁=次の総理大臣ですから、この9月の総裁選を巡る動きも本格化しているわけです。
総裁選と総選挙、この2つを見据え、与野党共に動き始めているというのが今の状況と言えるでしょう。