米国 ユニクロの綿製品 輸入差し止め
大丈夫か?ユニクロ
アメリカのスケープゴートになる可能性、という事についてお話をさせて頂きたいと思います。
4月19日、ユニクロの一部の綿製品が、アメリカのロサンゼルス港で運輸差し止められていた事が判明致しました。
これは、アメリカの国土安全保障省の資料から分かったものであり、この事実をユニクロは隠蔽していたという事になります。
そして、その理由としては、アメリカが制裁対象としている新疆生産建設兵団(XPCC)が関わった綿を使っている可能性がある為、としておりこれに対してユニクロは、使ってないとアメリカ側に差し止め停止を求めていました。
しかし、4月5日、ユニクロは期限までにそれを使っていないと証明する事が出来ず、アメリカ当局は、明確な証拠が提示されていないとして、ユニクロの抗議申し立てを却下したという事です。
米国の経済制裁対象企業
今回差し止めにあった綿製品は、新疆生産建設兵団(XPCC)が関わっているとされているものであり、この新疆生産建設兵団(XPCC)は、アメリカの経済制裁の対象となっている企業です。
いくつかの法律があるわけですが、ウイグル人権法、そしてグローバル・マグニツキー法。
この2つの法令に反しているとし、アメリカはこの新疆生産建設兵団(XPCC)をSDNリスト、金融制裁のリストに組み込み、同時にアメリカ人やアメリカ企業などとの取引を禁止。
そして、他国に対しても、そのような企業と取引した場合、アメリカから制裁を受けるという事を表明していたものとなります。
また、1月13日、アメリカのトランプ大統領は、ウイグル製の綿とトマト製品に関して、完全な輸入の停止も決めています。
アメリカ当局としては、複数の形で、ウイグル産の製品の輸入を止めようとしている状況であり、これにユニクロは反したとされているわけです。