小選挙区制は憲法違反
科学で見る日本というのを少しやってみようと、また思いましてですね。
第1回目は小選挙区制という事で。
科学的にモノを見るという事はですね、例えば自分の損得とか。
自分の損得は全く考えに入れない。
当たり前です。
科学ですからね。
例えば、私によく
「先生はたばこを吸っていないのに、なんでたばこが害になるとか、ならないとか言うんですか」
というのは、これは普通の人の感情なんですが、科学的というのは、自分がたばこを吸っているのとは無関係。
たばこの害がどうかというのは無関係という感じですね。
ですから、なかなかいいんじゃないかと思って、小選挙区制というのをやります。
まず私は、科学的に見た場合の小選挙区制。
現在の場合の小選挙区制度ですね。
これは、憲法違反だと思うんです。
これは、はっきりしている。
科学的にははっきりしている。
なぜかって言うと、憲法には、『国民は代議士を選ぶ権利を有する』と書いてある。
要するに人を選ぶ。
党を選ぶのではなくて人を選ぶ。
もっと厳しく言えば、憲法にはどこにも党なんて書いていない。
党というのは、国民が選んだ代議士が、国会で活動したり、普段の活動をするのに便利だからグループを作る、というだけの事で。
党があって、議員がいるわけではないです。
全く無意味な党議拘束
議員というのは、国民の信託を受けてやるのが最初ですから。
党議拘束なんていうのはですね、全く無意味なもので。
議員が国民の代表者ですから。
国民の代表者という人をですね、党議拘束なんていうので、勝手に党がやるわけにはいかない。
国民の投票権を奪う小選挙区制
まず第一に、現在の小選挙区制はですね、どこでもそうですけど、私の選挙区もそうですが。
自民党が一人と、その他に野党がですね,いっぱいいますけれども。
野党がいっぱいいる意味がよく分かりませんが。
野党の中で、一つか二つくらいしか立っていないんですよ。
だいたい、一選挙区当たり3人とか4人とかしか立っていないんですね。
党の数というのは10個くらいあるわけですから。
党を選ぶわけにもいかないし、自民党だと一人ですからね。
まぁ、僕なんか投票をしたくない人になる事があるんですよ。
そうなると、もうどうしたらいいか分からないですね。
つまり、国民の投票権を奪っているのが小選挙区制ですから。
もちろん、憲法違反として、誰かが法律かなんかの人がですね、裁判に訴えるというのが正しいのですが、日本の裁判というのは、全部国寄りですから。
訴えても駄目だと思うんですけどね。
だけれどもまぁ、筋はそうだという事になります。
政治家の劣化で分かる小選挙区制の失敗
それからもう一つは、実績から言ってですね、現在の国会が酷い状態であるというのは、誰もが認める所ですね。
自民党も一応駄目なんですが。
一応駄目といのは、まぁ、まともだったんですけれども、この頃は非常に駄目になった。
だいたい、自民党に人から政策の演説を聞く事もない、という事ですからね。
みんな、政局というか、誰がこういったとか、ああいったとか。
小泉進次郎がセクシーと言ったとか。
そんな事ばっかりが流れて来てですね、もう話にならないと。
日本というのは、やっぱり外交にしても、政策にしてもですね、経済にしても、教育とか。
そういう事で、もの凄いやる事があるにも関わらず、3年間も4年間も、全く機能していないわけですから。
小選挙区制の誤りは、現在の政治家の劣化で分かりますね。