日本のGDPが伸びない理由
日本が30年貧しくなり続けた原因って簡単な話でGDPが伸びない。
なぜGDPが伸びないかというと、日本企業が海外で生産したものは外国のGDPに参入されて日本のGDPにならないからですよ。
日本企業が日本で作っていれば日本のGDPになる。
外国企業が日本で作っても日本のGDPになる。
ところが日本企業が海外で物を作ると、例えば中国で物を作ると中国のGDPは押し上げますが、日本のGDPは押し上げないんですよ。
つまりですね、日本企業が海外で活動して、海外に技術移転した分、日本から技術が流出して、資金が流出しただけではなく、日本を引き下げるという結果になっている。
更に言えば、当初は日本企業の外国製品と日本の日本製品が対立したんだけれども、中国は勝手にコピー品を作っているから。
結局、中国メーカーの日本製品のコピー品と、日本で作る日本のメーカー品が競争相手になってしまって、結果的に日本の中小零細の製造業が駄目になっている。
これが今の状態ですね。
日本が貧困化した原因
更にそこに東日本大震災などが起きて、いわゆる生産基盤の部分、サプライチェーンの部分がズタズタになったので、これによって中国や海外での生産を増やした企業が増えてしまった。
アメリカはアメリカで、2008年のリーマンショックによって、中国とか色んな外国に投資していたものを売らざるを得なくなった。
という事で、本来、アメリカが資本を持っていた中国の利権なども、中国自身の利権にひっくり返り始めるわけです。
で、これは韓国で起きている事も、韓国に対して日本がやった事もそうで、日本が与えた技術によって、韓国企業が伸びて日本企業を潰して行く。
これと同じ事を中国でも繰り返したというのが今の状態で。
これがだから、日本の貧困化の原因なわけですから。
日本企業は中国で作る分に関して保証しなきゃいいですよ、日本政府が。
世界で高まる中国脅威論
で、坂東さんがおっしゃられたのは、DJIという会社の話だと思うんですけれども。
ドローン会社ですね。
アメリカに関しては使用禁止。
アメリカ軍は既に導入をしていた800台かな。
アメリカの中にある、軍が利用していたものは全て使用禁止。
日本政府も、防衛部会の人達が抗議した事によって、2020年度から調達禁止に変更になっているはずです。
そのおかげで、日本で作るという動きが。
DJIの機械もですね、3Dジャイロ部分とカメラ部分というのは実は日本製で。
ソニーとか色々な日本のメーカーが、作っているんですが。
それを組み立てて生産するという部分で、中国メーカーは特化していると。
例えば、DJIで言ったら3Dロボティクスとマイクロソフトと提携していて。
その技術が入っているので。
で、これに関してはトランプが最後の制裁でですね、辞める直前にDJIをエンティティリストという、輸出禁止の対象リストに入れて。
これからだから、苦戦して行くんではないかという事になります。