アメリカ大統領選挙の行方
アメリカの大統領選挙について、お話をさせて頂きます。
11月3日に迫ってきたアメリカ大統領選挙。
今、大統領選挙に向けて、様々な動きが起きています。
特に9月30日に行われた第一回目の大統領候補のテレビ演説会。
これは大混乱となりました。
テレビに向かい、一人語りを続けるバイデン候補。
それに対して、司会者と討論をするトランプ候補という、非常に珍妙な光景をご覧になった方も多いのではないでしょうか。
バイデンはトランプとの間で討論をせず、トランプはトランプで言いたい放題、言いたいことを言う、という不思議な構図でした。
そして、その相手は、バイデンではなく、バイデンは一人語りを続けていますので、バイデンではなく、なんと司会者だったというとんでもない構図になります。
大統領候補テレビ討論会への評価
問題はこれを、どのように有権者が判断するか、という事になるわけです。
この評価に関しても、メディア、そして有権者、母体などによって、真っ二つに分かれています。
民主党支持者、バイデン支持者はトランプの訃報を非難し、そしてトランプの支持者側は、「トランプはあんな茶番劇によく付き合った」と、高く評価している状況にあるわけです。
ある意味バイデンは、トランプと同じ土俵に乗る事を拒絶した。
それに対して、トランプはそれに噛みついた。
そして、公平性が保たれているかどうか分からない司会者は、トランプとの間で討論を行うという非常におかしな光景だったわけです。
まぁ、これはですね、現在のアメリカを象徴するものであり、今の保守とリベラル勢力との対立そのものであるとも言えるわけです。
保守勢力は「リベラルは無能である」そして「言っている事がおかしい」と批判し、
リベラルはリベラルで「ネトウヨ」などとレッテル貼りを行い、人格批判を続ける。
これをテレビでやってしまったわけです。
また、この戦いはメディア対サイレントマジョリティー。
声なき大衆との戦いであるとも言えるでしょう。
トランプを叩き続けるリベラルメディア
CNNをはじめとした、アメリカのリベラルメディアはこの4年間、毎日のようにトランプを叩き続けて来ました。
しかしトランプは、それに動ぜず、自らの政策を着々と進めて来たわけです。
「世界で一番悪口を言われているのはトランプでないか」と言われる所以は、ここにあります。
まぁ、今回の問題ですが、司会者の力不足、又は、メディアの代表という点も大きな問題であった、と言えるでしょう。
司会者は公平でなくてはいけません。
そして司会者は、きちんと議論を成り立たせる努力をしなくてはいけないわけです。
バイデンに対する突っ込みを、司会者はしなかった。
逆に、トランプに対して質問を投げかけていた。
本来これは、司会者の仕事では無いでしょう。