コロナ終息後、世界はどう変わるのか?
ポストコロナ、コロナの後、どうなるのかというお話をさせて頂きたいと思います。
現在、世界中でロックダウン解除の動きが出ています。
感染者がピークを過ぎた事により、経済活動を再開させようという動きです。
しかし、ロックダウン解除は、第二波の可能性を秘めています。
せっかくこれまで2カ月近くロックダウンによって経済を止めて来たのに、ここにおいて解除する事によって、再びパンデミックが起きるリスクが叫ばれているからです。
このロックダウン解除ですが、2つの条件があります。
感染者がピークを越える事。
そして、根本的な問題として、
治療薬の開発と集団免疫の獲得です。
治療薬に関しては、レムデシビルというアメリカの薬が承認を受けました。
日本のアビガンに関しても、5月中の承認を目指し、今、治験を行っています。
治療薬が出来る事によって、致死率・重症化率が落ちる事で、通常のインフルエンザ同様に扱えるようになるわけです。
パンデミックによる医療崩壊の可能性
ただ、ここには大きな問題があります。
新型ウイルスの怖さというのは、誰もが免疫を持っていない事なんです。
ですから、1度、パンデミックが起きると、医療崩壊を招いてしまう可能性が高い。
だから、この集団免疫を作る上で、必要とされるのが、いわゆるワクチンという事です。
ワクチンというのは、弱毒化したウイルスを体内に植え付ける事によって、感染しづらくなり、免疫を与えるもの、という事になります。
このワクチンに関しても、アメリカのトランプ大統領は、年内の開発を目指す、としているわけです。
ワクチンと治療薬が完成すれば、この新型コロナウイルスの脅威は無くなる事になるわけです。
米中貿易戦争の激化
しかし、そのままコロナが収まったからと言って、経済が過去のような構造になるとは限りません。
現在、世界中の人・物・金の流れが一気に止まっています。
そして、このロックダウンによって、経済活動が大きく制限されているのが実態です。
このような状態において、経済は一気に悪化しているわけです。
アメリカにおいては、労働者の5人に1人が失業状態にあり、このコロナウイルスによる影響で失業したと言われています。
このような状況において、アメリカや世界の国々は、中国に対して強い不満を持っている事は間違い無いでしょう。
特に貿易戦争を抱えるアメリカと中国の間において、対立が激化しているわけです。
そして、問題となるのは、各国の経済構造の問題もあります。