WHOとはどのような組織なのか?
元々、中国寄りの発言を続けて来たWHO。
この組織はどのような組織か、という事について考えてみましょう。
国連の下にある国際組織。
基本的に、この事務局長は不文律によって、新興国から選ばれる、というのが今までの慣例となっています。
そして、1国1票の原則により、大国も小国も1票を持っており、その投票によって、選ばれる事になっています。
中国はこれまで、様々な国際機関を、アフリカなど貧しい国53票を取りまとめ、また、環太平洋諸国など、小さな島国を買収する事によって票を集め、自ら思い通り動くような機関に作り上げて来ました。
WHOにおいても、10年間マーガレット・チャンという香港出身、ですが、実体は中国共産党べったりの事務局長が、10年間支配し、その後もエチオピア出身のテドロスを事務局長にしたのは、中国だと言われています。
そのような状況の中で、WHOは、中国の言いなりになっていたのではないか、と言われているわけです。
この問題に関しては、アメリカ以外にも、オーストラリア、フランス、イギリス、など様々な国々が問題視しており、我が国日本でも、自民党の若手を中心に、WHOに対する拠出を止めるべきだ、という意見も出てきました。
WHOに代わる国際的医療組織設立の動き
しかし、ここに大きな問題もあります。
WHOに代わる国際的な医療組織、現在の所、ありません。
新興国などの医療支援を行うためには、WHOに代わる新たな組織が無いと出来ないわけです。
そして、現実は、今はありません。
ですから、新たな組織を改めて立ち上げて、そこに拠出を移す、という方法が、ベストな選択なんだと思われます。
アメリカは現在、CDCなどを中心とし、また、世界各国の保険当局と協力する形で、新たな組織づくりを行うという事も言い出しており、これに日本も乗るべきなんではないかと思われます。