世界株価大暴落の原因とは?武漢ウィルスでハッキリしたこれから日本の生き残る道!

武漢ウィルスと世界大恐慌

いま世界で起きている株価の大ショック。

世界恐慌とも言える状況が、なぜ起きたのか?

というのを丁寧に、解説して行きたいと思います。

3月9日、アメリカのニューヨーク市場は大暴落を起こしました。

これは、月曜日であったため、ブラックマンデーと呼ばれています。

その理由としては、まず原油の減産合意に達しなかった事。

今回の事態により、世界中の石油が余る、という状況になっています。

経済活動の落ち込みが、原油の物余りを呼んでしまっているわけです。

そんな中、サウジアラビアやロシアなど産油国が集まって、減産の話し合いをしましたが、これが決裂した。

これによって、ニューヨークマーケットに大量にある世界中の市場を支えていたオイルマネーが消滅する、という事が起きてしまったわけです。

更に、これまでアジアに限定されていたリスクが、欧州やアメリカという巨大なマーケットにまで広がった事。

これが、今回の大暴落の原因でした。

強固で脆弱な現在の金融システム

また、テクニカル的な側面で言えば、現在の金融システムというのは、非常に強固であると同時に、脆弱なんです。

それは、コンピューターによるプログラム取引が、脆弱にしてしまっている。

人間が物をみて判断するのに比べて、コンピューターというのは、入ってきたデータを元に、即時に反応します。

同時に、これを繰り返す事によって、1円でも2円でも、細かい利益を取り続ける事が出来るわけです。

人間が見て、上がる、下がるの判断に比べて、コンピューターの方が早い。

で、コンピューターが何百万回、何千万回と取引をする。

これを、高頻度取引と言うわけですが、暴落や暴騰が起きた場合、コンピューターが暴走を始めてしまうわけです。

これが同時に起きたので、ニューヨークマーケットの立ち上がりでの大暴落が起きた。

これを防ぐため、サーキットブレーカーという処置が取られました。

これは、マーケットの取引を一定期間止める事によって、コンピューターの暴走を止めるというものです。

その後も株価は、乱高下を続け、人々の不安を示すかのように、株は上がったり下がったり、上がったり下がったりを繰り返しながら、緩やかに、そして過激に落ちていったというのが今の現状です。

コロナショックとリーマンショックの構造的な違い

今回の恐慌は、リーマンショックと構造が違います。

リーマンショックの場合、金融主導型不況と呼ばれるもので、銀行などの信用不振によって、世界中のマーケットからお金が消えた。

これが、大企業に波及し、大企業の派遣切りや、大企業の製造業の製造の減退などによって、不景気が世界中に広がって行った。

これが、リーマンショックでした。

それに対して、今回の不況というのは、実体経済主導型不況と呼ばれるものです。

事態が悪化する事によって、人々の行動が制限されます。

人が、移動をしなくなります。

イベントをしなくなります。

旅にも行かなくなります。

そして、外食も避けるようになります。

そうなって来ると、実体経済、消費がどんどん、どんどん落ち込んで行くわけです。

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