マネーロンダリング ドイツ銀行とダンスケ銀行の危険な関係
本日は、戦後最大級のマネーロンダリング、ドイツ銀行とダンスケ銀行の危険な関係について、お話をさせて頂きたいと思います。
金融危機以降、危機が囁かれているドイツ銀行。
ドイツ銀行が今抱える最大の爆弾と言われるのが、このダンスケ銀行に絡むマネーロンダリングだと言われているわけです。
ダンスケ銀行という銀行は、元々デンマークの銀行です。
この銀行がロシアや中国、マフィアの資金など、約2000億ユーロ。
日本円で、24兆円近いマネーロンダリングに加担していたという事で、EU及び、アメリカ当局から、今、捜査を受けているんです。
この問題が発覚したのは、昨年の12月。
しかし、なかなかその調査結果の内容は、出て来ません。
金額的には、2000億ユーロ、24兆円。
そのうちの半数近く、半分近くの取引に、ドイツ銀行が関わっていたと言われており、ドイツ銀行に巨額な罰金が科せられるのではないかと噂されているんです。
パナマ文書でも話題となったドイツ銀行
パナマ文書というのが大きな話題になりました。
これは、国際的な判事資金などを、表に出さず、匿名で移動する手段。
また、貯金する手段でもあったわけです。
この際も、ドイツ銀行の名前がよく取りざたされておりました。
疑惑のドイツ銀行とは?
では、このドイツ銀行という銀行なのですが、どのような銀行なのでしょうか。
元々、このドイツ銀行というのは、ドイツを主体とするドイツのナンバーワンバンクであります。
同時に、アメリカでも大きな営業をやっており、アメリカにおいても、サブプライム問題を作った銀行としても知られる銀行なんです。
そして、ドイツ銀行は、ヨーロッパの銀行であるために、アメリカと違い、銀証分離というものが行われておりません。
アメリカの銀行の場合、銀行と証券会社を分離しなくてはならないという法律がありまして、これをグラス。スティーガル法と言います。
ヨーロッパには、この法律がないので、銀行も証券も保険会社も全部一体の金融グループになっているわけです。
そして、中国と最も関係が深いのが、このドイツ銀行でもあったわけです。
サブプライム以降、アメリカの銀行などが、中国関係の債券を全部手放して行く中で、ドイツ銀行だけが業務の拡大を行い、結果的に、中国関連の資産や利権の多くを、ドイツ銀行が手に入れる事になりました。
しかし、長引く金融危機。
ヨーロッパの金融危機の中で、ドイツ銀行は、危機的状況に追い込まれて行くわけです。
サブプライム問題を巡る多額の罰金。
そして、保有する資産の減額。
この2つにより、ドイツ銀行は、危機的状況に追い込まれていきます。