アメリカ大統領としての権威を失墜したバラク・オバマ
もう一度念のためにおさらいしておきますけれども、シリアでオバマ大統領がいわば失敗をしたという事ですね。
それが、2013年のシリア空爆を宣言したんだけど、2013年の夏ですね。
シリアの空爆を宣言しましたが、イギリスなんかが反対した事もあって、それを取り下げたという事ですね。
ここにアメリカの大統領としてのオバマ大統領の権威が失墜したわけですね。
これで、オバマ大統領が世界の指導者の地位を、事実上失ったと私は判断しておりますが。
それは、化学兵器の使用を巡る空爆だったわけですけれども。
この化学兵器問題を解決したのは、実はプーチン大統領だったわけですね。
これで、世界の主役が変わったわけです。
同時に、オバマ大統領から、プーチン大統領になったわけですね。
それは許せないという勢力は、当然いるわけですね。
それは、オバマ大統領の背後にいた勢力ですが。
それを、ディープステートと私はずっと言い続けていますが。
ですから、ディープステートは、なんとかその世界政治の主役に踊り出んとしたプーチン大統領を、なんとか引きずりおろすと。
ネオコンが仕掛ける戦争を止めるトランプ・プーチン大統領
ですから、2013年の12月ですね。
ウクライナ危機が始まったわけです。
時系列的に見て行きますと、見事に繋がっているわけですね。
こういう事は、過去に何度も申し上げましたんで、今日の直接のテーマではありませんので、これくらいにしておきますけれども。
トランプ大統領が、シリアから撤退するのはなぜかという背景があるわけですね。
それは、そういう無駄なネオコンが種を撒いた戦争は、もう止めるという事なんです。
その一つがアフガンでもあるわけですね。
アフガンも実は、撤退すると言っていて、撤退交渉をやっておりまして。
一旦、まとまったんですが、どうもこれは、最終段階でうまく行かなかったらしいんですけれども。
いずれにしてもトランプ大統領は、アフガニスタンからも撤退すると言っているんですよ。
アメリカはね。
それは、そもそもアフガニスタンの場合も、無理があったわけですね。
タリバン政権を追放するのは簡単ですが、しかしその次の政権が、つまりアメリカの育てた政権が、アフガニスタンを平和裏に統治する事は出来なかったわけです。
アフガニスタン戦争から、もう18年経っているわけですよ。
18年経ってもまだ出来ないというのは、どういう事かという事ですね。
もうお分かりですね。
そもそも、無理なわけですね。
そもそも、無理な事をやったわけです。
それも、アメリカ兵士の犠牲の上に、これまで続けて来たわけですね。
ですから、トランプ大統領は、それはよく分かっているから、もうアフガニスタンからもいずれ撤退すると言っているわけです。
それに対して、なかなか前の国防長官ですね。
マティスさんも、そう素直には受け入れなかったという事ですね。
マティスさんは比較的、トランプに近かった国防大臣だと思いますけれども。
結局、シリアからの撤退、あるいは、将来のアフガニスタンからの撤退という事に対して、どうしても賛同出来なかったという事で、辞任に繋がったんだろうという風に想像しております。