日経・CSISバーチャル・シンクタンクの正体
ここに実は、「パートナーシップ」という言葉が共通して使われている。
つまり、TPPに対して、今度クリントンが提案してきたのがPPPですね。
トランス・パシフィック・パートナーシップに対して、今度はパブリック・プライベート・パートナーシップというですね。
このパートナーシップというのが、要するに非常に危険な、非常にある意味では味噌なわけです。
それから、審査員に関しては、もう一つ大きな動きがありまして。
これは、2011年6月28日にですね、日本経済新聞社との間で、共同でですね、「日経・CSISバーチャル・シンクタンク」というのを作りますと発表しています。
これは、企業や官庁などに勤めている、だいたい20代後半~40代前半のですね、若手の人をですね、30名、研究員、フェローとして募集すると。
そして、その人達に、日本の外交・経済・エネルギーという3分野に関して、国家戦略を議論して貰って、その結果を政策提言として発表するというものなんですね。
私なんかは、もう50歳を超えていますから、とおの昔にこの年齢制限に引っかかるわけですけれども。
これに関してですね、アドバイザーというのがいまして、
上級アドバイザーとしては、なんと民主党と自民党の政調会長が入っています。
出典:産経ニュース
それから、まぁ、中米交渉をやった事で有名なですね、北岡東大教授ですとかですね。
出典:産経ニュース
主要官庁の次官経験者が複数入っていますし。
財界の会長クラスも入っています。
さらにその若手の研究員と対等の立場で、議論するというですね、政治フォーラムには、前原さんとか、
出典:毎日新聞
小泉進次郎さんとか。
出典:ビジネスジャーナル
いずれも総理大臣候補と言われるような政治家も入っている。
アメリカ側に関しては、このブッシュ政権と共和党、民主党問わずですね、超党派のジャパンハンドラーズが入っているという。
まぁ、凄い、錚々たるメンバーなんですね。
つまり、この日経・CDISバーチャル・シンクタンクというのは、アメリカのこのジャパンハンドラーズの大物たちのスーパーバイズの下に、これから日本の国家戦略を決めて行くというものではないかというのが、私の見立てです。
これが私の論文の内容です。
是非、お読みいただければ幸いです。
ありがとうございました。
※日経・CDISバーチャル・シンクタンクは、富士山会合ヤング・フォーラムと名前を変え、現在も計画を、着々と進行中です。
2011.08