更に、これが本質なんですけどね、人間の命というのは、肉体的生命より…
ここから凄いですよ。
ここからちょっとカルトになって来るの。
政治的生命が大事だと。
人間にとっては、何よりも大事な政治的生命。
首領に、指導者に絶対的忠誠心を堅持し、革命的血統…
これは何かと言ったら金一家の事です。
を守り抜くために、肉体的生命はいつでも差し出さねばならない。
肉体が滅んでも、精神が生きれば、その人の人生は美しいんだという風に教え込むんですね。
これを、もうみんな信じちゃうわけですか?
そうなんです。
あのね、ある沖縄の人と話をしたんですけど、こういう考えなんですよって話をしたらね。
「沖縄はこれ入るわ」
えっ。
「沖縄の人、これ信じちゃうかもしんない」
「結構、矛盾を感じている人いるから」
って言うからね。
これ結構ね、うんと単純化して、僕は共産党の本じゃないけど、これを見てね、チュチェ思想に傾倒しちゃ困るんで。
矛盾が分かるように話しているからあれだけどね、実にね、緻密にね、思想体系が出来ているんで。
積み上げて、入り口から、「自然と社会の主軸は人間である」というね、誰でも分かる、なるほどそうだよね、という所から入って行って、この最後の政治的生命優先論の所に入るまで、洗脳して行くんですよ。
その証拠を見せる為に、平壌を訪問。
させてあげるんですか?
沖縄から盛んに行っています。
あっ、そうですね。
あの2000年だったと思うんですが、2000年ですね、元知事の肩書だったんですが、
大田さんね。
出典:毎日新聞
200名規模で連れて行っていますよね。
あれがきっかけになってね、毎年。
あれがきっかけだったんですか。
今は100人、200人とは行かないですけれども、毎年沖縄から、日本代表団という事を言っているけれども、去年の代表団長は沖縄の方でしたよ。
こんなにも、恐ろしい所に未だに毎年行く人達はいるわけですか?
恐ろしくないんですよ。
ところがね、観光に行ったらね、結構楽しいんだって。
見せるように出来ているから。
でもね。
エキストラですからね。
街がエキストラになっているという。
だから、みんな信じちゃうわけですよ。
そんな大きな規模でね、嘘つくわけが無いだろってなるわけね。
こんなに、元気にやっている明るい国じゃないかと思い込んで帰って来るんですよ。
そうすると、そういう国を作る為にね、朝鮮の人達みたいに、自分を犠牲にしてでもね、頑張ろうじゃないかと。
平和を守る為に頑張ろう。
あの朝鮮をね、狙うアメリカの基地はけしからんじゃないかと思ってですね。
自分の命でも、あるいは他の人の命でもね、その人は政治知的な自覚の無い、政治生命の軽い人だから、犠牲にしてもいいんだと。
思い込んじゃうんですね。
だから、拉致問題って出て来るんですよ。
恐ろしいですよね。
こんなにちょっと我々から見ると、あり得ないようなものを、同じ日本人が信じて…
信じています。
本当に信じてるの?
って聞きたくなるけど、信じている人がいるわけですか。