焼酎粕を海に捨ててもよいのか?
だけどもまた別にですね、例えば私は焼酎粕を海に捨てるなというのがあって。
今では少し禁止されているんですが、私は「焼酎粕が海を汚染するかどうか分からない」と言っていたんですよ。
それはなぜかと言いますと、これも同じなんですね。
日本は海洋国家だから、他の国が駄目だとか言ってもですね、私たちは私たちの研究成果に沿ってですね、主張すべき事は、海については世界に先立てて主張しなければいけないという事で、言っているわけですね。
日本はプライドも捨て去る気なのか?
それからもう一つは、日本はなんて言ったって、人種差別撤廃条項を反対を押し切って、国際会議に提出したりしてですね、プライドのある国なんですよ。
それはまぁね、中国とか韓国の悪口は言いませんよ。
だけど、ズルして少しでも自分が得しようという国ではないんですよ。
国際審議を守り、自分としてのプライドも守りですね、しっかりした民族として生きて行きたい。
それが一番日本の繁栄になると思っているんですね。
つまり、今はもう経済の時代で。
金の奴隷に成り下がった東京五輪
私はテレビでいつも言うんですけど、オリンピックの効果が2000億円だとかいうのが出て来るとですね、「そんなの放送すべきではない」と僕は言うんですよ。
誰がそんな事言うんですか?
オリンピックというのは、人間の機能の一つ。
スポーツですね。
それと魂。
それと、世界一流の人達が、必死になってやるスポーツというもので、日本人が精神的な感化を受ける。
より一つ高みに上る。
誇りを持った人間としての高みに上る為のものであって。
それを何億円とか、そんな損得で計算しては駄目だと。
私はしょっちゅう言うんですけど。
私はですね、お金というのは、最低限度あればよくて、それ以上は必要ないですよね。
山本周五郎の小説にあるように、
「どんなに貧乏でも、お金は役に立ちません」
「仕事をまともにするという事のためには、お金は邪魔になります」
という方が正しいんですよ。
ですから、今度のオリンピックもいいですけど、なんか誰かの放送権の為に、真夏の暑い時に東京でやるなんていう事になってですね。
まぁ、本当に金の奴隷になっているという感じですね。
汚染水を処理水と呼ばせる子供だまし
この汚染水もそうですが、損得ばっかなんですよ。
海を汚さないとか、科学的に大丈夫か、とか。
というような事じゃなくてですね、汚染された水なんですから。
汚染された水なのに、汚染水と言うと、そのうち捨てられなくなるから、処理水と言わなければ駄目だとかですね。
なんちゅう事なんですかね。
こういうのを「子供だまし」って言うんですよ。
それで、私は実はですね、今度の汚染水の問題は、もう、検討するまでも無いんですよ。