現在思考と未来志向
ここは私が一番強調したい所なんですが、最初からこういう事を言うとですね、「武田は非現実的だ」とかいう話が来るわけです。
私の話が一般的に分かりにくかったりですね、それから、過激だと言われたりするのはですね、一つにはもちろん私の言い方もあると言って、自分も反省しなきゃいけないんですが、私は最終的に、どこに着地するかという事。
例えば、日本と韓国の関係なんか、それで誤解されるんですね。
それを考えています。
多くの人はですね、現在どうなのか、という事に力点を置いているので。
分かりやすいんですが、「じゃあ最終的に日本と韓国どうなるの?」
「それに向かってどう進むの?」
と言うと、黙ってしまう事が多いんですね。
日本国家繁栄の鍵
それから、私はもう一つはですね、日本国家の繁栄というのはですね、やっぱり誇りだと思うんですよ。
プライドですね。
やっぱり、国民はプライドを持っていないと発展しないんですね。
日本は大東亜戦争で負け。
負けたというか、2勝1敗1引き分けなんですが。
まぁ、そういう事で。
プライドをなくす。
イギリスが、戦後、イギリス病で苦しんだのは、イギリスの誇りを失ったからなんですね。
ですから、私はね、小さい事よりか、大きな日本人の誇りというものを大切にする。
それは例えば、江戸時代であればですね、いつもお話をしますが、宿屋の女中が、親切にしてくれたんで、外人がプラスαでお金を渡そうとすると、「私は当たり前の事をやったんですから、それ以上頂けません」とこう答えると。
これこそがですね、人間を立派にして、国を繁栄させる基である、と私は認識しているんですよ。
原発汚染水問題に対する個人的な見解
その意味で、原発汚水を私は見るんですね。
ですから、他の人と考えが違うんです。
薄めて出すなんて、そういう姑息な手段は、日本民族の誇りを取られると思うんですね。
まず第一に、日本は海洋国家であって。
それも、一流の海洋国家なんですよ。
海洋国家としてはですね、例えばイギリス、それからインドネシア、ノルウェー、そういった所と並んでですね、非常に重要な海洋国家なんですよ。
もちろん、周り、四面を海に囲まれているばかりでなく、日本の文化なり、日本の軍事力といいますか、国防力なんかもですね、経済力ももちろん一流なんですね。
一流の人は、一流の振舞いをしなければいけないんですよ。
それは野球選手であれ、例えば文学者であれですね。
やはり、一流であれば、一流の心構えと、態度と覚悟がいるんですよ。
ですから、日本は海を汚さないという事ですね。
それが非常に大切で。
海というのは人類共通のものであって。
資産とか、そういう経済的な話は使いたくないんですが、ものであって、それを大切にするという事が、世界の人を幸福にするという断固たる決意がいるんですね。
その点では、放射性廃棄物は海を汚しますから。
これは駄目なんです。