これに対して韓国当局は、日本に再び通貨スワップを求めるべきではないかというような事を言いだしているわけです。
しかし、この問題ですが、日本は2008年に非常に嫌な思いをしています。
2008年、リーマンショックが終わった直後、韓国のウォンは暴落し、通貨危機一歩手前にまでなりました。
その時の大統領李明博は、当時の日本の総理大臣、麻生総理大臣に対して、通貨スワップを求め、アメリカのドルスワップの支援を求めたわけです。
これに対して、韓国側は、「慰安婦問題等、日本の賠償問題は2度と国際社会に持ち出さない」と約束し、その結果、当時の麻生総理は、円のスワップを行ってあげると共に、アメリカとの間で、話を取り持ったと言われています。
そして、2009年、麻生政権が崩壊し、民主党政権が誕生すると共に、この約束を反故にした歴史があるからです。
麻生副総理は、先日も、
「約束を守んねぇ相手に、金なんか貸せるわけがねぇじゃねぇか」
と仰っており、今後も韓国のスワップ情勢、かなり厳しい状態になるのではないでしょうか。