「武田教授はよく間違いを言う」というレッテル貼り
今日は、足立先生のネット上で、公開でお話されていますし。
それからまぁ、足立先生じゃないんですが、その対談の相手かなんかの方がですね、「武田教授というのは間違いをよく言うんだ」なんていうですね、そういう人格攻撃といいますか、レッテル貼りがあったので。
それは、ちょっと出来れば修正して欲しいと。
私たちの日本が良くなる為には、色々と意見の違う人がですね、レッテルを貼らずにやるというのが大切で。
レッテル貼りが得意なのは、まぁ、共産党とか朝日新聞なんですけれども。
日本維新の会というのは、そういうレッテル貼りとかそういうのを止めて、きちっとした方がいいんじゃないかと私も思いますので。
それは撤回して貰いたいと思います。
世界各国が海洋汚染をどのように防ぐか
今日は、この問題の第2回目なんですけれども、第1回はロンドン条約というものを、私がどのように使用したのかという事ですね。
【福島原発 汚染水処理問題】武田邦彦 足立康史先生のご指摘にお答えします。ロンドン条約が船の上からだけという嘘の蔓延!
私は、ロンドン条約は、船からの投棄だけに限るとか、そういうもんじゃなくて。
広く世界各国がですね、海洋汚染をどのように防ぐかというベースの上に立って、放射性の物質にも言及しているという事をお話致しました。
第2点はですね、私が言った事は、虎ノ門ニュースを読み返して頂ければよく分かるんですが、日本の産業のプライドというものをお話したわけですね。
毒物を薄めればなんでも海に流してよいのか?
私が産業にいた頃、海水に薄めて、毒物を海に流すなんていう事は考えもしなかったし、議論もしなかったというお話を強調致しました。
薄めてですね、海に流すという行為は、僕の感じだと、1970代の中間くらいまではですね、ある意味では正当なと言いますか、隠れてやる正当な行為というくらいだったんですね。
「いいよ、いいよ、薄めて流しちゃえよ」
というのがあったんです。
実際。
その当時はそうでしたから仕方がないですね。
その当時は東京都の汚穢(おわい)なんかもですね、船で外洋に行って、捨てていた時代ですからね。
黄色いベルトとか言われていましたけれども。
そういう時代ですから、時代の流れの中で、そういう事が行われていたわけですね。
ところが、私の経験では、1980年代くらいになりますとね、日本の一流企業、つまり採算に余裕があるような所はですね、そういう事は絶対にやらなくなりました。
というか、議論もしなくなりましたね。
それは当たり前で。
例えば猛毒、いつも青酸カリを出すんですけれども、青酸カリを出すと、また「それは青酸カリじゃ無いじゃないか」って、ヒ素でもなんでもいいんですけどね。
ベンゼンでもいいんですけど。
規制値があったり、毒物だとして分かっているものがありますね。
それを海の水を汲むのはですね、自由に汲めるんですよ。
それをタンクに貯めてですね、その中に少量のベンゼンでも、ヒ素でも、青酸カリでも入れればですね、だいたいは規制値以下になっちゃうんですよ。
海の水を汲み上げるのは、割合と安いものですからね。
悪徳企業は、そういう事をしていた所もあるんですよ、実は。
これはですね、なんか陸上で薄めるので、規制値以下にするからいいじゃないかってなるけれども、それは駄目だという事なんですね。