2019年ラグビーワールドカップ 日本で遂に開幕
9月20日、2019年ラグビーワールドカップが日本で遂に開幕しました。
開幕戦、日本はロシアと対戦し、松島幸太朗選手のハットトリックという活躍もあり、30-10と20点もの差をつけ、見事勝利を収めました。
ラグビーワールドカップを楽しむために必要な、ラグビーのルールや試合時間、日本代表のメンバーについて、簡単に予習しておきましょう。
ラグビーを楽しむために最低限知っておくべきルール
ラグビーはイギリス発祥のフットボールの一種で、イングランドにあるラグビー校でのフットボールの試合中に、ボールを抱えた選手が相手ゴールを目指して走り出した事が、起源ではないかと言われています。
細かいルールまで覚えようとすると大変ですので、これだけ知っておけばラグビーの試合を楽しめるという簡単なルールを紹介します。
ラグビーの試合は15人対15人で行われます。
出典:ameblo
試合時間は、前半40分、後半40分の合計80分。
前半と後半の間に、15分間以内のハーフタイムが認められています。
選手の交代は最大で8人まで行う事が可能で、脳震盪や出血などを起こした場合には、一時的な交代も認められています。
ラグビーは長さ94m~100m、幅68m~70mのグラウンドで、長さ280~300mm、重さ410~460gの楕円形、合成皮革製のボールを、15人×15人で奪い合います。
出典:jsports
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相手陣に攻め込み、相手のインゴールにボールを持って攻め込み、地面にボールを付ける(トライ)すると5点。
トライすると、ゴールキック(コンバージョンゴール)が与えられて、H型のゴールポストの間、バーの上をボールが超えると更に2点が追加で獲得出来ます。
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重い反則を取られると、ペナルティキックが与えられ、ゴールキック(コンバージョンゴール)と同様にH型のゴールポストの間、バーの上をボールが超えると、3点の獲得となります。
五郎丸歩選手が得意なプレーで、五郎丸ポーズは、国民的に有名になった例のあれですね。
出典:レトロモ
プレー中に、ボールをワンバウンドさせ、ペナルティーキック同様に、ボールをキックし、ゴールをするドロップゴールというプレーは、こちらも3点の獲得となります。
ドロップゴールは、試合中であればどのタイミングでも行う事が出来ますが、どう転がるか予想が難しいラグビーボールを弾ませて、キックをしなければならないため、非常に難しいプレーであると言えます。
出典:jsports
守備側に重い反則があり、その反則がなければ明らかにトライが出来ていたと審判が判断した場合は、ペナルティートライ(認定トライ)が認められ、7点を獲得できるというルールも、新たに追加されていますね。
スクラムをなぜ組むのか?
ラグビーの試合でよく目にするスクラム。
出典:Noside
なぜスクラムを組むのか、疑問に思っている方も多い事と思います。
ラグビーの試合には、フォワード(FW)のポジションに8人、バックス(BK)のポジションに7人という、合計15人で試合に臨みます。
スクラムは8人×8人の選手同士で組む事になります。
バックスがスクラムを組んでも反則ではないのですが、フォワードの選手同士で組むのが一般的です。
基本的には、フォワードのポジションには体が大きく、屈強な選手が配置されているため、パワー勝負はフォワードの役割になるというわけですね。
スクラムは、軽い反則があった場合や、ルール通りにプレーが出来ないなどのミスがあった時に、競技が審判に止められてしまい、その際に、素早く、安全に、かつ公平に試合を再開するために作られたルールです。
プレーが止められた際に、8人×8人同士でスクラムを組み、その下にボールを投げ込み、ボールを奪い合う事によって、競技が再開されるというわけです。
相手のインゴール直前であれば、スクラムで押し込み、そのままゴールするといったプレーも可能となるため、屈強な選手が必要になるというわけですね。