大村知事の政治資金収支報告書で判明
大村さんという知事が今回批判されていますけれども、この事件がなければ、僕、大村さんの政治資金収支報告書なんて調べる事なかったわけです。
でまぁ、収支報告書を見たんですけれども、特に目立つですね、一応ちょっと怪しそうな大口献金はありましたけれども。
あったんですけど、いやそれはまぁ置いておいて。
無かったんですけど、見たらですね、これ何年かな。
30年受付ですから、29年度の収支報告書というやつですねこれ。
の中にですね、目立つ支出があったんですよ。
これ見てください。
上から、丸善書店 丸の内本店 42万1200円。
凄いですね。
本題だけで。
丸善書店 名古屋セントラルパーク店 14万400円。
丸善ジュンク堂書店 14万400円。
八重洲ブックセンター 28万800円。
凄いですね。
三省堂書店 名古屋本店 56万1600円…
凄いでしょこれ。
300万、400万近いお金を。
なんの本ですかそれ。
これ本買ったりして、読書が大好きなのかなぁと思ったんですよ。
読めませんよ、そんなに。
300万もって。
ご自身の本を買って、みんなに渡す?
自費出版本をランキング操作する大村知事の手口
いやそれでね、これね、見たらね面白いのがですね、ここにPHPエディターズ・グループってあるじゃないですか。
ここ、出版協力費という形で、PHPのエディターズグループっていう所にお金払っているんですよ。
これ払っているんですね。
そうなんですよ。
他にもこれあるんですけど。
他にも書店にいくら払ったか並んでいるわけですけど。
ご自身の本?
そうなんですよ。
これですね、通常我々、私、本沢山出していますから、私の立場で言わせて頂きますと、本を出すときに、商業出版で、出版社にお金を出した事なんて一回もありません。
それはそうですよね。
お金は貰いますよ。
貰いますけど、印税貰いますけど、出版社に一回もお金を出した事ないんです。
で、このPHPエディターズグループという所は、PHPの自費出版部門。
なるほど。
なるほどね。
自費出版で、結局、商業出版で断られたんでしょ、たぶん。
分からないけれども。
なので、自費出版部門に大手出版社の名前が付きますから。
PHPと。
なるほど。
で、大手出版の自費出版部門にお願いをして本を作って貰った。
書いたわけだ。
で、普通これはね、政治家は結構あるんですよ、実を言うと。
なぜかというと、自らの政策をですね、有権者に伝えるために本を出す。
というのは、総理になるには、新書を一冊、総理になる前に、総裁選に出る前には新書を1冊出すというのが、自民党の歴史としてありますし。
一般にあるんです。
これをいわゆる自分の政治資金パーティーで配る。
これもよくやるんです。
なぜかというとパーティーの場合は、お金を貰うので、その対価としてご飯も出してもいいし、景品、お土産を出していい。
で、お土産に適当なものというのは、自らの政策を記した著書である。
ここも問題ないんです。
だけれども、普通はですよ、普通はなんですが、商業出版社から出して。
自費出版というのはまずあまりない。
商業出版社から出して、著者代という形で。
私が自分の本を出しますよね。
出版社にお願いをすれば、80%とか75%とか、部数が多くなるともっと安く出してくれるんですよ。
その代わり、印税を貰わないんです。
印税ない代わりに、安く出しますよ。
じゃあ買いましょうね、という話になる。
普通どの政治家もそういう事をやっているわけです。
安く買って、当然経費を落としたいですから。
で、なぜかですね、地元でもない有名な本屋さんの名前が並んでいますよね。
そうですよね。
ベストセラーに関わる所ばっかりですね、集計に。
はい、そうなんです。
八重洲ブックセンターとか、丸善とかこれですね、毎週出て来るベストセラーランキングに載る本屋さんで買っている。
これ、ちょっと見えてきましたね。
100冊とか200冊とかですね、同じ金額が並んでて。
これがですね、14万400円というのが100冊買ったという事なの。
その値段なんだ。
はい。
これが20何万というのがあるでしょ。
28万、これが200冊買ったという事なの。
ふ~ん、凄い。
集中的に買って、ランキングを上げようとした。
分かりやすいのが三省堂書店の名古屋本店、56万1600円買っているでしょ。
なぜかって言ったら、これ愛知県の中日新聞のランキングに載るからですよ。
なるほど。
そんな事まで。
これは、本に詳しい渡邉さんじゃないと気づかない事かもしれないですね。
いやだけどこれね、2000冊か3000冊か計算していないけれども、そのくらいの数を定価で本屋さんで買ってるの。