雨傘革命と今回の香港デモの違い
渡邉哲也
今回のデモですが、前回の雨傘革命との大きな違いは、一か所でデモを行わない事。
また、国際社会の目がある所で必ずデモをする事。
この2つを適切に守っていいます。
渡邉哲也
また、今回のデモはリーダーのいない同時多発的なデモであり、P2P構造のデモであるという言えるわけです。
前回の雨傘革命ではリーダーがいました。
今回は、リーダーがいません。
リーダーがいないという事はどういう事かと言えば、中国政府が潰そうと思っても、ピラミッド構造ではない。
リーダーがいないため、どこを潰したらいいか分からない。
いわゆる頂上作戦が出来ない構造のデモなわけです。
また、デモ会場も空港や駅など、様々な場所に分かれており、同時にそれを止める事というのは不可能に近い。
また、一か所を攻撃すると、他のデモ地点で火が吹くという構造になっていますから、かなりこの制圧は難しい状況になっているわけです。
このようなデモのやり方、革命のやり方はブレジンスキーのオレンジ革命。
いわゆる東ヨーロッパの国々をロシアから独立させたオレンジ革命に非常に近い構造とも言えるでしょう。