2020年代 日本の言語階級社会
一時的ならいいんですよ。
それが、恒久的になったらどうなるかと。
だから、はい、露骨にやります。
2020年代、日本の言語階級社会はどういう事になるかと。
だいたいこういう風な3つの階層に分かれるんじゃないかと。
1、 上級国民プラス高度人材。
これは日本語と英語が出来ると。
で、英語でなくても他の主要国言語を母国語にしている人も、これは英語に準じると。
だいたいそういう人で高度人材ってそこそこ英語出来ますからね。
次、一般国民。
英語は出来ないが日本語はちゃんと出来ると。
3が下級国民プラス移民単純労働者と。
英語は出来ないし、日本語も満足に話せないと。
こういう事になっちゃんじゃないかと。
これ、格差、固定しますよ。
これが起きちゃうとどういう事になるか。
当然、言葉によって完全にグループが分かれちゃうんだから、当然ながら社会は分裂しますね。
となると、対立は当然激しくなる。
しかも、またこれだったらいいですよ。
よくないけど、これだったらまだいいんですよ。
これ、2020年代日本型と書きましたけど、これがもし2030年代に入ったらどうなるか。
もしこのですね、上級国民の条件、英語ですね。
この脇に中国語っていうのが付いたらどうなるか。
英語と中国語が出来る中国系という人は、東南アジアを含め、中華人民共和国で考える必要は無いですよ。
台湾、香港とありますからね。
更に、マレーシア、シンガポールとごまんといます。
だから、この上級国民の条件ですね、英語の脇に中国語が入ったら、日本人よりも中国系の方が。
中国人とは言いません。
国籍が中国かどうかは分からないから。
中国系の人の方が日本における上級国民であると。
そういう話になる。
なったらどうするんだ。
悲しいです。
頑張れニッポンじゃなくて、尽你所能とか言わなければいけないかもしらないと。
あるいはキャリーオンジャパンとかですね。
だから、これが進んじゃっていいのかと。
もちろんですね、覇権国っていうのは、自国の言語を一番上に置くんですよ。
で、言語で階級を作るって、言語で序列を作るっていうのは、これは別に珍しい事ではない。
だけど、自国の言語をトップに置かない序列を作る、そんな変な国はどこにあるか。
まぁ、かつての帝政ロシア。
貴族がフランス語を喋っていたんですね、ロシア語じゃなくて。
ヨーロッパはそういう事が往々にして多いし、日本も明治維新の時に、森有礼さんという人が、
日本語を廃止して英語化しようという話があったけど、それをなんとか抑えて、日本はそこを乗り越えたという歴史があるので、そこに希望を持ちたいんですけど。
先生、希望はありますか?
だから、これを阻止しなければいけないという事です。
これが今でも出来つつあるんですよ。
これが起きるとどういう事になるか。
先ほどお話したどういう英語を喋るかで、階級、身分が分かっちゃうというイギリスから、イギリス映画でこういうセリフがあります。
デレク・ジャーマンという監督が作ったジュビリーという映画ですが、そこでイギリスの歴史について、あるいはノルマン人の征服について扱ったわけです。
あれ、フランスから来たわけですよ。
で、なんて説明されるかと。
征服した者たちは、屋敷に住んで牛肉を食べていると。
で、征服されたものたちは、小屋に住んで貝をすすりながら牛の世話をしていると。
そして、征服した者たちは、外国なまりの英語で、征服されたものを顎でこき使ったと。
で、おのセリフが出てくるわけです。
「こうして一つの国に二つの言語が根づき、戦乱の種子が撒かれた」
そうか、ここに学ばないと。