巨大メディアとズブズブの吉本興業の違反
渡邉哲也
また、吉本興業の持つもう一つの大きな問題として、吉本興業の株主構成の問題もございます。
吉本興業の主要株主、筆頭株主はフジ・メディア・ホールディングスで、それ以降、日本テレビ、TBS、テレビ朝日など、いわゆるテレビ局と、大手スポンサーが並ぶ構造になっています。
この構造自身が、メディアの基本原則であるメディア集中排除原則に反するという意見があります。
メディアを一つの資本が牛耳った場合、報道が一方的になる事が考えられるわけです。
世論誘導も、容易に出来るようになってしまいます。
ですから、それぞれのメディアが集中を排除して、独立体として存続する。
これが、メディア集中排除原則と言われるものです。
渡邉哲也
現在の吉本興業の構造は、このメディア集中排除原則に反しています。
また、他のプロダクションや、他の制作会社に対して非常に優位な立場にあるという事も、問題になるでしょう。
これは、独占禁止法にも関わる事態と言っていいのでしょう。
そして、テレビ局は全て上場会社、又は、上場会社の子会社にあたります。
当然、このような不正な状況、不当な状況を継続する事は、大きな問題であるのでしょう。
古い体質を維持してきたメディアですが、これをもって大きく変革せざるを得ない状況になっています。
ジャニーズ事務所による元スマップ3人に対する圧力
渡邉哲也
これは、ジャニー喜多川さんが亡くなった後、ジャニーズ事務所に公正取引委員会が入った事も含め、大きなメディアの瓦解が起きている一つの証拠かもしれません。