弱者の負担が異常に高い消費税の特徴
これで見て頂くのは、消費税の負担率。
収入の多い人と、収入の少ない人で、消費税の負担割合がどれくらいかという事を比べて行きます。
消費税5%、8%、10%の時に、収入が多い人、少ない人、この両方を見て行きます。
消費税の負担率です。
収入の多い人というのはどういう風に定義しているか。
年収1500万円以上。
収入が少ないというのはどういう風に考えているか。
年収200万円未満。
それでは比較して行きます。
こうなります。
一個ずつ見て行きますね。
消費税5%の時、左側、年収が少ない人は負担率5.50%。
右側、収入が多い人は1.10%。
続いて、消費税8%。
左側、収入少ない人、負担率7.20%。
年収多い人、負担率1.60%。
消費税10%になれば、左側、年収の少ない人の負担率8.90%。
右側、収入の多い人、負担率2.0%。
どういう事が全体的に見て頂きます。
弱者負担率の高いぶっ壊れた消費税は廃止すべき
左側は、低年収。
右側は高年収。
5%、8%、10%、見て頂ければ、両方共負担率は上がっています。
けれども、左側、低年収の人の上がり方は、確実にグイグイ上がっているが、右側の高年収は、緩やかにしか上がっていない。
要は何かって、収入が少なければ少ないほど、打撃がでかいという事ですね。
入ってきた収入、殆どが消費に消えます、という人達は、ますます首が締まるしかない。
こんな不公平税制、無いんですよ。
税金の取り方、基本があります。
収入少ない人には、税率低めに。
そこそこ持っている人には、そこそこ取る。
これが支え合いなんですよ。
税金の基本なんですよ。
でも、消費税は逆転してしまっているって話ですね。
ダイヤモンドから紙おむつまで同じ税率。
あり得ませんよって。
余りにも不公平。
首が締まっている。
滞納だらけのぶっ壊れた消費税は無くすしかない
しかも、一番大変な思いをするのが、事業者です。
消費税、お預かりしたものを最終的に納める人達ですよ。
今、消費税、どうなっているかというと、全ての税金の滞納、滞納の中で、消費税がトップなんです。
滞納の中の6割を占めるのが消費税。
これだけの滞納を生み出すような税金っていうのは、ぶっ壊れているという事ですよ。
機能していないって事ですよ。
一部の人達の為に、大減税をして、それを補填する財源が必要だから。
金持ちをもっと金持ちにするために、税金を安くする。
そのための財源の補填として、皆さんから搾り取るなんて考え方、あり得ないじゃないですか。
だから私は、消費税、無くすしかないと思っているんですよ。
消費税を無くしてやっていけるのか?
「消費税をなくしてどうするんだ?」って話ですよ。
「大丈夫なの?」「やっていけるの?」
って、やって行けますよ。
だって、消費税が始まった89年、その前の年はどうしてたんですか?
その前の年は?
その前の年は?
消費税無かったんですよ。
所得税、法人税、持っている人から多めに頂くというやり方で、この国を回してきたんです。
ちなみになんですけど、もう一つシミュレーションがあります。
消費税をもし減税した場合に、どういう効果が生まれるかという試算を、参議院にして貰いました。
参議院調査情報担当室という所があります。
そこにお願いをして、消費税8%から0%になった場合、どういう効果があるのか。
消費税8%を5%にした場合、どういった効果があるのかという事を試算して貰いました。
見て頂きます。
色んなケースがあるんですけれども、消費税を減税した場合、8%から0%、8%から5%、この減税をした状況で、消費者物価指数上昇率がどうなるか。
要は、デフレからインフレになるのか、という事ですね。
20年デフレなんですよ。
20年お金が回っていないんですよ。
それが日本なんです。
先日、安倍総理に聞きました。
「20年間デフレの国って、日本以外にあったら教えてください」
総理は答えた。
「ございません」
当たり前ですよ。
20年間デフレで、この国に生きる人々をますます貧しくさせた。
そんな状況、この国、そんな状況から脱却すると言っています。
デフレからの脱却。
目標はなんですか?
インフレ率2%、そう言っています。
デフレからインフレ2%になる事を目指していると。
ある意味、物価の指数が上がって行くって事が必要になってくるわけですよね。
それをシミュレーションしています。
それともう一つ、一人あたりの賃金がどう上がるかもシミュレーションしています。
すいません、話が長くなって。
見て頂きます。