武田邦彦 老後2000万円不足問題と年金の現実!積み立て型年金が崩壊した理由!

年金制度は息子型に変えざるを得ない

息子型と言うとね、また男女同権とか変な事を言うけどそういう事じゃなくて、「昔型」と言ってもいいんですけどね。

つまり、自分が親の時は、子供の面倒も見るんですよ。

それから、自分が今度老人になったら、息子に面倒を見て貰うんですよ。

これは積み立て型と何が違うかと言ったら、その時の通貨価値になりますから。

自分が30歳の時に100万円を貯めても、70歳で受け取るのは20万円になるんだけれども、息子が30歳の時に、節約した100万円を親父が貰えば、そのままその時の100万円なんです。

これを専門用語では「賦課型」というんですけど、これが難しいのでね。

「積み立て型」と「賦課型」というからいけないんで、「積み立て型」と「息子型」と言った方が、私はいいと思うんですね。

だから、それは息子が親父というわけにはいかないので、子供がいない人がいるんで。

社会がですよ、必ずそうするわけです。

例えば今から10年経った後も、10年後に働いている人の総量で、働いていない人の老後の人の全部面倒を見るわけです。

息子ですよね。

息子の集団ですよ。

100年後もそうするんです。

そうするとですね、ず~っとその時の総人口、全部日本人として生きている人を、その時に働いている人が支えると。

息子型ですよね。

これにしたら年金問題って無いんですよ。

全部無いんです。

「年金はいくらにするか?」とか、「将来は大丈夫か?」とか、「100年年金」とか、そういう嘘をつくから困るわけで。

その年、その年で清算してしまえば、不安は全く無いんです。

その時に国民が大切なのは、国民が宣誓しなきゃならないんです。

「私たちは働ける間は精一杯働きます」

「働けなくなったらお願いします」

これだけをみんなが宣誓したらいいんです。

宣誓書を書いてですね、それこそ役所に提出したらいいんです。

役所はそれを管理していればいいわけですね。

「私は働けるときは働きます」

これは、憲法の勤労の義務ですからね。

みんなで支え合う社会ですから。

群れで支え合うわけです。

私の最近のあれでは、「超人間」なんです。

超人間で、さえ認めれば、実は年金問題というのは解決する。

今年100万円をみんなで稼いだら、今年その100万円を高齢者が、働けない人が使う。

その比率だけを問題にすればいい。

その比率があんまり過度にならないためには、自分一人一人が、私が働けるときは出来るだけ働きますと、これを約束さえすればいいわけですね。

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