老後資金2000万円不足問題
金融庁がですね、年金は足りないから2000万円くらい一人辺りいるんだという報告書を作って、それを提出しようとしたらですね、猛烈な反発に会って、麻生さんは、それはもう受け取らないと、こう言っていたりですね。
非常に政治問題化しているわけですが、これはもうある意味ではっきりしているんですね。
もう全然議論なんかする必要がないくらいはっきりしているし、私たちの老後と言いますか、殆どの人が老後を過ごすわけですから、私たち日本人の将来と言いますか、人生というか。
悲惨な老後というのは、非常に悲惨ですからね。
体も言う事を効かない、病気がちである、お金が無い、ときたらですね、本当にこれは地獄なんですよね。
年金問題の解決方法と政府の嘘
それを避ける方法があるんですよね。
あるけれども、嘘をつくんですよ。
これは嘘をつく人はですね、第一に政府、厚生労働省、役人、それから朝日新聞、NHKと。
それから経済学者、年金専門家。
この辺がね、みんな嘘をつくんですよ。
今でも嘘しか言っていないんです。
なんで嘘しか言わないかというとですね、本当の事を言うと厳しいんですよ、状況が。
ですから、誰もが本当の事を言わずに、将来に回しているだけなんですよ。
嘘をつかなかったら簡単なんですよね。
ところが、なんとか国民に評判が悪くならないような、そういう言い回しをしようというので、ずーっと逃げて逃げて、逃げまくっているんですね。
ですからそのしわ寄せは、私たち国民一人一人の人生が悲惨になるわけですから、私たちはもっと早めに覚悟を持って、事実を見るべきなんですね。
我々が覚悟を持って見るべき現実
簡単に言えば、これからの社会は、50歳までの人が半分、50歳から100歳の人が半分になるんですね。
こういう風に思わなきゃいけない、まず。
またね、変な事になるんですよ。
「平均年齢は80歳だから、80でいいじゃないか」
って、そうじゃないんです。
実はですね、人生の不思議さの一つはですね、自分が何歳まで生きるか分からないという事なんです。
それで、悲惨な人生になるのは、早く亡くなる事では無いんです。
変なんですけど、早く亡くなるという事は、ある意味では辛いですよ。
人間はね、長生きしたいんですよ。
しかし、長生きする人が困るんですよ。
年金というのはそういう構造を持っているので困っちゃうんですね。
「俺は早く死ぬからいいよ」
なんて言ったって、その人の死ぬ時期なんていうのは分からないんですから。
100歳まで生きたら本当に悲惨になっちゃうんですよね。
ですから、私の事をこれでバッシングする人がいるんですよ。
「武田は100歳までって言うけど、100歳まで生きる人は少ないじゃないか」
って、いやそうじゃないんですよ。
100歳までの人が3分の1とかになってもですね、自分がそこに入る可能性があるので、準備はしておく必要があるんですね。
みんなが嘘がいいじゃないかと言っているのは、やっぱり真実が見たくないんでしょうね。
どうしてもそうなるんでしょう、人間ですから。