台湾を中国の一部と主張し武力統一を狙う習近平
今回はですね、トランプ大統領訪日の後に行われた様々な会合について、少しお話をさせて頂きたいと思います。
日本、アメリカ、今大きな問題がございます。
アメリカと中国は、今、経済戦争、貿易戦争を行っているわけですが、その前提には、南シナ海を巡る軍事的対立、冷戦構造が大きく横たわっているわけです。
そして中国は、この前のつい先日行われたアジア安全保障会議、シャングリラダイアローグにおいても、台湾は中国の領土の一部であると主張し、アメリカなどが台湾に対して、軍事支援をする事に対して強い警戒感を示した。
また、今年1月、習近平は、台湾を武力を持ってでも統一する。
一国二制度であったとしても、武力をもってでも統一するという強い意志を示した。
そんな中、香港では大規模な民主主義を守る、香港の一国二制度を守るという強いデモも行われています。
そして、ここにおいて、最も大切になるというのが、日本にとっては、フィリピンという事になってくるわけです。
実は、トランプ来日の後、フィリピンをはじめとして、アジア諸国の国家元首、首相クラスが多数日本に来ています。
安倍首相、アジア7カ国首脳級と会談
5月29日 ハシナ首相(バングラデッシュ)
画像出典:afpbb.com
5月30日 トンルン首相(ラオス)
画像出典:時事ドットコム
※シンガポール・ベトナムの各副首相と会談
5月31日 ドゥテルテ大統領(フィリピン)
画像出典:フィリピンで頑張る日本人
マハティール首相(マレーシア)
画像出典:ダイヤモンド・オンライン
フン・セン首相(カンボジア)
画像出典:POSTE(ポステ)
ドゥテルテ大統領の訪日が最も注目される理由
バングラディシュ、ベトナム、シンガポール、ラオス、フィリピン、カンボジア、マレーシアの国々の首相や国家元首クラスが来たわけです。
そんな中、一番注目されていたのが、ドゥテルテ大統領の訪日だったわけですね。
アメリカ軍がかつて持っていた世界最大の国外基地というのは、フィリピンのスービック湾の基地でした。
その後、1991年11月26日にアメリカ軍は、フィリピンに対してそのスービック湾の基地を返還し、母国に戻るという決断をしたわけです。