三橋貴明 MMTでバレた財務省と安倍総理の大嘘!日本の財政破綻は大嘘!リフレ派と安倍政権の財政政策は大失敗!

国民を貧乏にし続けた安倍政権

三橋貴明三橋貴明

となると当然、インフレ率が上がって行っちゃうでしょうという事で、このインフレが、健全な範囲に収まる限りにおいて、政府は、無制限に国債発行をやってもいですし、通貨発行をやってもいいですよと。

これは、我々が、ずっと言って来た亊なんだけど、それを単にMMTが現実であるという事を説明しただけ。

もう一つ重要なのが、

「政府の赤字は、その他の経済主体の黒字」

当たり前でしょと。

誰かの赤字は、誰かの黒字なんだから。

という事はですよ、政府が財政赤字を拡大すると、我々民間の黒字が増えるんですよ。

絶対に。

逆に、政府がプライマリーバランス黒字化です、と言って、財政赤字を縮小していくと…

やっています、安倍政権。

画像出典:zakzak

そうすると、我々の黒字が減るんですよ。

貧乏になって行くんですよ、我々。

というのを、MMTというのは、現実を説明しただけの、純粋学問です。

だから、政治的意図はありません、MMTには。

三橋貴明三橋貴明

でね、さっき、銀行預金は誰かがお金を借りた時に発行されるって説明しましたけどね、実は、

これね、97年から取っているんだけど、上がね、家計の預金。

下が、企業の借入金なんですけどね。

これを見ると、デフレに入ったのが97年。

デフレ化した以降も、家計の預金って順調に増えて行きます。

207兆円増えているんですよ。

これ、なんで家計の預金が増えたと思います?

前田有一前田有一

それは、生活不安とかじゃないですか。

三橋貴明三橋貴明

という風に思うでしょう。

それはね、表面的な話なんですよ。

さっき言ったじゃないですか。

預金というは、誰かが金を借りないと生まれないんですよ。

もちろんね、我々がデフレで、将来不安だから、預金を増やしているっていうのもあるんだけど、その増えた預金っていうのは、絶対に誰かが借りていなくちゃいけない。

誰かが借りているんだけど、じゃあ企業か、というと、企業はむしろ、借りいれを減らしている。

減らしているんですよ。

今も横ばい。

前田有一前田有一

じゃあ、誰が借りているんですか?

三橋貴明三橋貴明

誰が借りているんですか。

この人です。

この下の方です。

上はさっきと一緒ね、家計の預金。

この預金って、誰が借りて生まれたのかというと、政府です。

前田有一前田有一

政府が借りてんだ。

三橋貴明三橋貴明

政府が国債発行で、なんだかんだ言って、お金を借りくれたから、家計の預金が増えたんですが、こう説明すると、何バカなことを言ってんだ、と。

政府というのは、国民の金融資産、預金から金を借りているんじゃねぇかと。

だから、なんか適当な事を言っているけど、そのうち、政府の借金が、我々の預金を上回っちゃったら破綻する、とかね、馬鹿げた事を言っているけど。

前田有一前田有一

よく聞きますね。

三橋貴明三橋貴明

聞きますよね。

これね、よくね、国債のファイナンスって表現するんです。

政府が国債を発行する時に、借りるお金があるんですか、と。

これが、ファイナンス理論。

さっき言ったけど、経済学は、お金のプールがあるのね。

だから、そこから政府がガバッとお金を持って行っちゃったら、お金が残っているのが少なくなるから、政府が国債発行出来なくなるという、こういう理論なんだけど、それって、現実じゃないから。

プールは存在しないんです。

だって、お金って、預金って、書くだけで生まれる。

鈴木くにこ鈴木くにこ

そうですね。

三橋貴明三橋貴明

しかも、話がまるで逆なんですよって話。

実はね、

政府が国債を発行すると、家計の預金が増えるというのが、これが事実です。

政府は、国債発行で、なんのお金を借りていると思います?

現金紙幣は借りませんからね。

銀行から、日銀当座預金を借ります。

これは、お金発行ではありません。

銀行のところに日銀当座預金があって、それが国債と交換で、日本政府に移るだけ。

日本政府が、日銀当座預金を例えば、1兆円借りました。

それで公共事業をやろうと思った時に、日銀当座預金って、我々使えないんです。

だって、日銀に口座持っていないんだもん、誰も。

政府と銀行とかしか持っていない。

という事で日本政府の支払いは、日銀当座預金ではなくて、小切手、政府小切手で行われます。

この会社が、

1兆円のインフラを整備して、つまり、モノやサービスの生産をして、それの代金という事で、政府が1兆円の支払いを行った。

これ、小切手なんですよ。

1兆円の公共投資ですね、分かりやすく言うと。

これ、会社は、1兆円の政府小切手を貰って、困るんですよ。

怖いでしょ、普通、だって1兆円のお金だよ。

しかも、この紙切れだと、給料を払えない。

下請けの代金も払えないという事で、会社は、銀行に1兆円の政府小切手を持ち込んで、

さっきのプロセスね。

銀行は、持ち込まれた政府小切手という借用証書と引き換えに、銀行預金1兆円を発行するんです。

ゼロから。

会社は銀行預金になるんで、これを給料とかに分配できるし、あるいは下請けへの代金の維支払いが出来るわけです。

この時点で、初めて使えるお金になる。

じゃあ、銀行はどうするの?と。

銀行は、貰った政府小切手を日銀に持ち込みますと、日本銀行は、持ち込まれた借用証書と引き換えに、日銀当座預金1兆円を発行します。

戻ってくるんですよ。

日銀当座預金を貸したんだけど、これが銀行に戻ってくると。

いう形で、循環するんです。

これが、自国通貨建て国債の発行のプロセスなんです。

三橋貴明三橋貴明

という事はですよ、日銀に最後に発行して貰った、日銀当座預金を、また政府に貸してはいけないの?銀行は。

いいんですよ、別に。

いいんですよ。

前田有一前田有一

ぐるぐる回るわけだ。

三橋貴明三橋貴明

そう。

という事で、今のプロセスは分かりました?

政府が国債を発行したおかげで、

我々の銀行預金が増えたんです。

これは実際に、この数字が説明できるでしょと。

これね、逆に見てはいけない。

家計が預金が増えたら、政府の国債発行が出来る、という話じゃないんです。

逆です。

政府が国債を発行したから、家計の銀行預金というのが、誕生したから、貯まって行っているんです。

これがね、お金の正体なんですよ。

ついて来れてます?

鈴木くにこ鈴木くにこ

分かりましたよ、なんとなくね。

前田有一前田有一

なんとなくは分かりましたよね。

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