MMT(現代貨幣理論)の考え方
これがお金の正体です。
これを踏まえた上で、やっとMMTなんですけど、
MMTは貨幣の考え方。
今のお金は、書くだけで発行出来ますよ、という。
債務と債権の記録として発行されますよという考え方の、経済学的な説明というだけなんです、実は。
信じられないんでしょうけど。
えっ、そうなんですか?
さっきの銀行預金の発行は、経済学で説明できない。
えっ、そうなんですか?
そうなんです。
信じられないでしょ。
全然、そうは思わなかったです。
だって、経済学って、お金のプールがありますよ、という話で、有限なんですよ、お金が。
その中から、例えば政府がお金を借りて行っちゃったら、残りのお金が少なくなるから、我々がお金を借りようとした時に、金利が上がるって話なんだけど、実際は違うもん。
書くだけだもん。
銀行が。
無制限ね。
無制限なんですよ。
そうなんですか。
ほら、超えなくちゃいけないハードルが、だんだん、だんだん、迫って来てますよ。
いやいや、いやいや、まだまだなんとか、はい。
日本は国債を無限に発行出来るのか?
でね、それを踏まえた上で、MMTっていうのは、財政について、MMTは貨幣の理論だけど、財政についてはこう言っています。
正しいんだけど。
「自国通貨を持つ政府は、財政的な予算制約に直面することはない」
当たり前だろと。
我々が言ってきたこと。
ただし、
「すべての経済(および政府)は、生産と需要について実物的あるいは環境的な限界がある」
「政府の赤字は、その他の経済主体の黒字」
これはポイントでね、要はね、国債の発行条件って無いんですよ、実は。
日本は、自国通貨建ての国債しか発行していないから。
これ、大前提ね。
ユーロ加盟国とか、ドル建て、外貨建ての国債を発行している国は、全部別。
日本と、アメリカとイギリスとスイスしか無いんです。
少なくともこの4カ国は、政府に財政的な制約はありません。
好きなだけ国債を発行して、好きなだけ中央銀行に買い取らせて、好きなだけ支出していい。
ただし、今の日本がですね、GDP500兆円くらいでしょ。
で、私ね、20兆円の国債を追加発行して、それで政府が支出すると。
500兆円の需要が、520兆円になる。
これは、対応出来ると思う。
やるべきなんですよ、やるべき。
なるほどね。
でも、100兆円と言われると、どうなんだと。
いきなり、20%需要が増えて、本当に供給能力が対応できるのかというと、ちょっと自信が無いですね。
なるほど。
鈴木さんとか、前田さんの仕事が、いきなり2割増えるんですよ。
なるほどねぇ。