MMTがアメリカで大論争
これはちょっと前の記事なんですが、3月18日の紙面ですね、読売新聞。
財政赤字認める金融論、いわゆる「MMT」というのが、今アメリカで論争になっているよ、という事なんですね。
なかなか、最近よくね、聞くようになった言葉ではあるんですが、「現代金融理論」の略なんですか?
違います。
違うんですか?
現代貨幣理論なんです。
モダンマネタリーセオリーなんで、「現代貨幣理論」としか訳しようが無いんですが、なぜか日本では、「現代金融理論」って訳されているんですよ。
これはじゃあ、その辺りも含めてですね、今日のテーマに移っていきたいんですが、MMT(現代貨幣理論)お金の真実を知ろう、という事でね。
財務省が国民に必死で隠すお金の正体
あのね、その貨幣理論の話に入る前に、国債の、マネタイゼーション(Monetization)という言葉があるんですよ、英語でね。
これが、どういう風に訳されているかというと、普通に訳すと、国債の貨幣化なんですよ。
それがね、財政ファイナンスって言われるんです、日本では。
難しくなっちゃってますね。
分からなくしているんですよ、わざと。
つまり、貨幣について、考えさせないような形の翻訳が、出まわっちゃうんですよ、日本。
そんな現状なんですか。
平成までの貨幣観と令和からの貨幣観
という事で、私はだから、現代貨幣理論について、現代金融理論と訳している人達は、なんらかの政治的な意図がある。
つまり、貨幣について考えさせたくないんでしょ、という話としかいいようが無いんですが。
実は、現代貨幣理論MMTというのは、これは純粋理論です。
だから、これ自体がどうのこうのではなくて、まさに現代、現代の貨幣の理論という、現代の貨幣について説明しているだけ。
実は。
現代じゃない貨幣理論というのは、たぶんこれを見ている方々はみんな引っかかっているでしょうけど、お金というのは物である、あるいは金属である。
お金の量は有限である。
つまり、お金のプールが出来ると。
それがですね、中世の欧州なんかでは実際にそうだったんですね。
金貨、銀貨しかないから、金や銀が無いとお金を作れないと。
そういう貨幣観で、人類というのは生きて来たんだけど、それははなから間違っていて。
お金っていうのは、貨幣っていうのは、物じゃなくて、ただの記録ですね。
債務と債権の記録です、と我々は言い続けて来たんですが、もうぶっちゃけ無視されていました。
過去10年間。
それがですね、だって現実がそうだから、って事で説明していたんだけど、その現実について説明する経済学が遂に誕生したんです。
これが、MMT。