ハンガリーから追放されたジョージ・ソロス
それと同時に、ソロスさんはもう既に追い出されているような状況と言いますか、ハンガリーから追い出されているというか、もう出ちゃっているような状況なんですが、このオルバン政権が、
画像出典:Hürriyet Daily News
2018年に選挙をする時に、対抗馬として、ソロスさんがバックアップする人が出て来たんですね。
その時には、ソロスを止めよ、という事で、反移民と一緒に、反ソロスという事で、ハンガリーは盛り上がっていて。
非常にその部分で言うと、ソロスさんは嫌われ者なんですが。
ジョージ・ソロスが設立した中央ヨーロッパ大学
ただ、彼自身がした事の、もう一つ弁護するとすれば、1991年にブダペストには中央ヨーロッパ大学というのを作りました。
画像出典:Central European University
これはどういうものかと言いますと、元々旧東欧の人達は、共産主義の教育を受けて来ました。
各国違っていても、共産主義という教育です。
ところが、民主化された事によって、色んな教育が変わるという所で、共産主義ではなくて、民主主義を分かったリーダー、未来のリーダーを出していくための学校として、中央ヨーロッパ大学というのが出来ました。
そして、徐々にそういう政治家になりたい場合だったら、どういう政策を、民主的な政策を立てるのかとか、比較研究など、色々学問が広がって行くわけですが。
この中央ヨーロッパ大学は、アメリカとハンガリーの学位が取れるという事で、国内最高ランクの大学になって、100カ国くらい世界から来ているというくらいの大学になっていて。
ソロスさんは、共同出資者の一人で、今に至るまで、お金をずっと寄付をしているという立場なのですが、この中央ヨーロッパ大学を、追い出すという事を、今のオルバン政権は言っていて、おそらくウィーンに移転する事になるそうですが。
少なくとも追い出すといいますか、ハンガリーとアメリカの学位を同時に授与する事を禁止する法案を2017年4月に可決させてしまった。
とすると、やはりあの、今までハンガリーだけではなくて、アメリカの学位も取れるという事で、いらっしゃっていた人たちからすると、ハンガリーだけになってしまうという事になれば、大学の価値とうとあまりよくないんですけど、下がってしまうというのもあるんだと思うんですが、
これで、ウィーンに移転するもしれないと。
これについて欧州連合の上層部は、オルバン政権が通してしまった法案を、非常に非難しています。
グローバリスト ジョージ・ソロスが描く世界
ですから、まぁそういったところで、なんて言うんですか、グローバリストというイメージで見ますと、やはりジョージソロスさんもそのカテゴリーに入るんだろうし、
ちょっと、どっちかというと怖い人に見えますから、そういったこう、悪い事ばっかりしている人なんじゃないかというイメージも、ちょっと持っちゃったりするわけですが、
やはり、自由と民主というものの価値というものを、ご本人が本当に大切にしているんだとすれば、今ソロスさんがダボス会議でおっしゃった事は、
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私としては、とても価値がある事ではないかなという風に思っています。
去年も、ソロスさんは同じような演説をしていて、抑圧的な政権と、フェイスブックやグーグルなど、世界規模のIT企業が組み合わさる事で、開かれた世界を凌駕するアドバンテージを与える事になる、という事をおっしゃっています。
そして、あとはソロスさんは、トランプ政権に対しては、やり方が甘いと。
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更に、強肩な姿勢を取るべきだという事と、貿易戦争は、中国のみに絞るべきだと。
要するに、徹底的に中国とやり合えという事を、今主張している急先鋒という状況になっています。