維新に過半数を取らせなかった大阪市民
フォーダブル選挙とか言ったりする、そのダブルってなんやねんっていう話ですけど。
クアドラプル選挙で、3勝はしたけど、大阪市民は過半数を取らせなかったんですよ。
「うちの自治無くすんちょっとかないませんわ」と。
そうだったんですね。
「僕らの税金、そんなん府にあげるんいややわ」っていう声もやっぱりあるので。
じゃあ、市民と市民以外で、だいぶ意識がこう違うんですね。
そうそうそう。
違うんです、違うんですよ。
そこはちょっと関東にいると、あんまり見えないですね。
本当の意味での勝利は逃した維新
で、市民対象の住民投票で、都構想、否決されたじゃないですか。
だから、市民は、「うちら、そんなんお金、そんなん吸われんの嫌ですわ」という判断があって。
今回の市議会選も、そういう結果になったんです。
だから、結局、行き詰まり状況を打開しようと維新側はしたんだけど、結局出来ていないんですよ。
ダブル選挙は勝利なんだけど、狙っていた獲物は逃しているんですよ。
そうか。
そうなんですよ。
そうかぁ。
じゃあ、本当の意味での勝利じゃないわけですね。
大阪都構想の鍵を握る公明党
勝利じゃないです。
だからね、随分勢力は維新側は拡大したんですけれども、勢力は拡大したけれども、構造は変わっていないんですよ。
で更にね、構造がややこしくなっているのが、先日出たニュースでね、これ要するに市議会で「都構想をやろうよ」と言うた時に、誰かが参加してくれたら、「俺も賛成してあげるよ」とよその党が賛成をしてくれたら、過半数を来れるんですよ、都構想が。
それで今まで、公明党と組んでいたんですよ。
なんで公明党が組んでいるかというと、公明党は大阪で選挙に絶対に勝ちたいんですよ。
大阪で選挙に勝つためには、維新の協力が必要なんですよ。
あぁ~、向こうにとってもメリットがあるわけですね。
そうなんですよ。
公明党の党利党略で、純粋な党利党略で、都構想は絶対に反対なんですけど、公明党は。
でも、選挙で勝つために、渋々、維新と手を組んでいたんですよ。
ほいで、なんとか進んでいたんですけど、維新と公明党が揉めているんですよ。
で今回、「そしたらお前、ダブル選挙やるぞ」っいうて脅しをかけて、まぁ今回は維新が勝ったと。
ほいで、先日、松井さんと大阪公明党市議団の人が会談をしてね、「また協力してくださいよ」と松井さん、市長が言いに行ったら、「いやいや、これはノーサイドじゃない?」と。
「我々はガチンコで戦いますよ」という事で、今回のダブル選というもの凄い奇策をやった事で、公明党が、「なんやお前」と、ちょっとこう意固地になってしもて。
より一層、公明党が維新に協力しない感じになっているんですよ、今の時点では。
なるほどぉ。
だから、より一層やった事で、維新側からすると状況は悪化したとも言えなくもない状況なんですよ。
えぇ~、そうだったんですね。
この話、ややこしいでしょ。
ですねぇ。
僕もね、近所に住んでいなかった、絶対に知らんと思うんですよ、こんな話。
近所やさかい、知っていますけどね。
いや、でも藤井さんの解説は、とっても分かりやすいという事が、改めて分かりました。
でね、これがね、公明党が寝返る可能性があるんですよ。
この先。
なんでかというとね、衆議院選挙で対抗馬を立てて欲しくないんですよ。
衆議院選挙で、公明党が出ている所に、維新が出たら、維新は大阪で人気ですから、公明党の議員がなくなってしまうかもしれない。
この脅しを、維新は公明党にずっとかけて、無理やり大阪都構想の協力を引き出していたんですよ。
へぇ~。
で、言う事を聞きよらんから、「これは、この話は俺らだけでやったるわ」って、ダブル選を仕掛けて、クアドラプルで勝利しようとしたら、1個落としたんですよ。
ほいで、公明は意固地になって。
せやけど、次の衆議院選挙が勝負ですね。
大阪市議団は、絶対に反対なんだけど、なんていうかな。
党本部というか、公明党の。
なんとか町ってありますよね。
知ってはりますよね。
あぁ、はい。
あそこからちょっとこう。
分かる人だけ、分かったらいいですわ、今のは。
そっか~。
そこからの指示が来たりするんですよ。
えぇ、えぇ、えぇ。
だから、大阪市議団公明党は、涙を流しながら賛成の手を上げたりするんですよ。
そうなんですねぇ。