大阪クアドラプル選挙 維新は3勝1敗
大阪ダブル選 維新制す、北海道知事は与党系という事ですが。
地元というか大阪。
まぁそうですね、あのぉ~関東の方を含めて、大阪以外の方はこれ、何の事かよく分かっていない方、いはると思うんですよ。
いまざっと聞いているのは、知事と市長さんが、こう入れ替わって、それで選挙して、勝たはったんやと。
いうのだけイメージがあると思うんですけど、なんでそんな事をしているのかもよく分かっていないと思うんですよね。
まさに仰る通りです。
これはね、簡単に説明するとこうなんです。
まず結論だけを言うとね、ダブル選は維新が大勝利なんですけど、維新はもっと高い目標があって、あのクアドラプル選挙って言ってね。
はっ?
シングル、ダブル、トリプル、クアドラプル。
4重選挙をやっているんですよ。
えぇ~。
元々、その知事、市長、それから府議会、市議会、この4つで、全部で勝つことを狙っていたんですよ、維新は。
そうだったんですか。
全く知りませんでした。
そうなんですよ。
クアドラプル選挙の結果は、1勝3敗なんですよ。
というか、維新側からすると、3勝1敗。
だから、1個負けているんですよ。
そうだったんですか。
で、これは4つとも勝ちたかったんですよ、維新は。
これはなんでかというとね、彼らは大阪都構想がやりたいんですよ。
えぇ、えぇ。
大阪都構想に行き詰った維新の奇策
大阪都構想の内容は、細かく言うのはまぁ、時間がかかるので置いておくとしても、とにかくやりたいんですよ。
これは、概要を言うと、大阪市の自治を停止して、なくして、財源とか権限とかを府に吸い上げさせて貰って、残ったやつを4つとか5つとかに小っちゃく分けると。
そこで、小っちゃい市議会とかをいっぱい作る、みたいな話なんですよ。
これを、大阪市民にとって普通の学者は「100害あって一利無し」と言う人が多いんですけど、それはちょっと置いておいて。
だいたい、大阪市民にとってはあんまり、えぇ話ではないんですよね。
府民はお金取れるからいいんですけど。
そういう意味で、大阪市民は根強い反発が凄くあると。
へぇ~、そうなんですね。
これを進めるには、市長、知事、府議会、市議会で、全部で過半数と勝利が必要だったんですよ。
これのどれか1個でも落としていたら、都構想って実現しないんですよ。
そうなんですね。
ダブル選の前は、もう維新側がこれ、凄い行き詰っていたんですよ。
これ、都構想でけへんと。
元々2015年に住民投票で負けてはるから。
でも、否決でも、イギリスのブレグジットの話やったら、もう終わっている話。
一回やったら終わりなんですけど、なんかまぁ、勝つまでじゃんけんとか言われたりしますけど、向こうはやりたいと言うてはると。
でもそんなん、かなり横車なんです。
それを勝つのには、ダブル選で打って出て、奇策を行うと、市長と知事が出たら人気者ですから。
現職の知事とか、現職の市長っていうのは、よっぽどの事がないと負けないんですよ。
まぁ、そうでしょうね、はい。
今回も、佐藤さんがどっかで書いてはりましたけど、佐藤健志さんがね。
なんかあの、9分の8かな、1つだけちょっと例外的に負けたところがあるんですけど、現職が全勝なんですよ。
だから、維新側は吉村さんと松井さんが出たら、絶対に勝てると、クロスでやっても思ってはったんです。
かつ、人気が絶対に出ますから、4つとも一気に行けるんちゃうかと。
それやったら、都構想実現出来るっていう勝負だったんですよ。
そうだったんですね。
クアドラプル選挙。
ちょっと、言えないんですけど。
クアドラプル選挙。