揉めに揉めるブレグジット
3月15日産経新聞
イギリス合意な離脱否決
これは、要は期限について今までは3月29日だったのが、3カ月延ばす事が出来るかもしれませんよというような、そういう議決をしたんですけど。
EU側は、別に伸ばすのはいいんだけど、ちゃんとした理由が無いと延ばさないと言っているので。
その合意が、一応EU側と政権は、テリーザ・メイさんたちは通っているんだけれども、議会が通らないという状況が終わっていないから、これはまだどうなるか分からないという感じですね。
そうですね。
イギリス議会は、まぁ大動乱で。
そうでしょうね。
3月12日にまず、テリーザ・メイ首相、内閣がまとめて来た合意離脱案、これが1月ほどでは無かったけれども、やっぱり大差で否決。
そして翌日、13日に今度は合意なき離脱をするのか、議会は承認するのかしないか採決にかかって、これまた否決。
それで、3月14日、じゃあというんで短期の延長。
ブレグジット短期延期をですね、これは可決されました。
ただこれはですね、本当に認められるには実は12日に否決されたばっかりの離脱協定案を可決しなきゃいけない。
2回否決されたものを3回目出して、可決されるというのはどういう意味があるのか。
EU側もですね、あれ実は、口先では色々と言っていますが、本音は、いい加減ここまでグダグダになったら、ブレグジットを撤回してEUに残ったらという事なんです。
なるほどね。
乗ったバスを降りるのは本当に大変
マクロン大統領が、ヨーロッパ刷新の為にという文章を、なんと22カ国語で発表。
EU全体で使われている言語は全部で24ですから、その殆どで発表。
彼はなんて言ったかと言うと、修正グローバリズムという感じのスタンスを出しているんですよ。
つまり、今のヨーロッパというのは、彼にとってはEUですね。
は、諸国民の不安に十分に応えているとは言えない。
だけど、だからと言って、EUから出ていくというのは答えにならん。
というんで、マクロンが提案したのが、なんかですね、「ヨーロッパ会議」というのを作りたいと。
今年中にですよ。
今年中ですか?
無理でしょ、絶対にそれは。
EU加盟国、各国の代表プラス、ヨーロッパの主要国際機関の代表で構成されるヨーロッパ会議というのを今年中に作りたいと。
で、このヨーロッパ会議が、EU改革の道筋を示すと。
彼に言わせれば、マクロン曰く、これによってヨーロッパの諸国民は、
統合されるって事ですか?
いや、自分達の未来を真に掴むことが出来るであろうと。
抽象的でわからんw
で、イギリスもこのようなヨーロッパにこそ、真の居場所を見出すと私は確信すると。
この問題の本質は、EUの一般のね、国民の人達が、主権の行使が出来ないという事じゃないですか。
それでまた会議とかをやって、それは明らかに、そこにどうやって主権の行使をするかって、プロセスは多分無いわけですよね。
あっちゃあ駄目ですよね、逆に。
全然、解決にならないですよね。
それではイギリス国民の不満は解消しないですよね。
されないんですが、面白いのは、マクロンは、この言い方とこの口ぶりで行くと、まるで、もうブレグジットというのは潰れたんだと言わんばかりの事を言っている。
あとEUのトゥスク大統領ですか、イギリス下院での動きに関連して、「いや、離脱延期は長期でもいいよ」といった事を言い始めて。
言い始めたんだ。
これ、要するに彼らの本音というのは、まぁ、なし崩し的に潰して、イギリスをEUに留まらせようと。
それをはっきりEUとして言っちゃうとイギリスはムキになって出ていくかもしれないから、それは言わない、というのが真相ではないかと思いますね。
なんでしょうね。
マクロンとか、EUの首脳部とかそうなんですけど、貴族階級とかそんなイメージなんですかね。
でしょうね。
元々、ヨーロッパは身分社会ですからね。
元々そうですからね。
だから、一般人民に主権があるというのが、そもそも間違っているんだという印象を最近凄く受けるんですよ。
特に、大統領の発言とかから。
まぁ、そうですね。
アホに権利を与えるとロクな事にならんと、そういう感じですよね。
私、個人的にはイギリス議会の下院の議長、ジョン・バーコウさん、好きになりましたけどね。
あのだみ声、静粛にって、「オーダー!オーダー!」ってね。
Order! Order! Order! pic.twitter.com/WjvKZWGTPu
— tagesschau (@tagesschau) 2019年1月16日
見てんですね、テレビをねw