消費増税をマスコミが全く報じない姑息な理由
武田邦彦
まず、消費増税が殆ど報道されないのは、特にNHKなんかは全くやらないのはね、消費増税はマスコミには増税しないというステートメントがあって、それがあったのがなんかよくは覚えていないけど、2年か1年半か前くらいなんですよ。
それ以降パタッと、マスコミは消費増税を8%から10%は報道しなくなった。
つまり、お前ら報道したらね、そのマスコミの特典を止めるぞという構えなんですよ、政府は。
それで、今のマスコミはっていうのは、国民の為のマスコミじゃないからね。
単に自分たちの給料を守ろうと思っているマスコミだから。
それで平均給与が1600万円だからね。
だから、この前マスコミの人と話したら、やっぱりマスコミの問題点の一つは平均給与がやっぱり高すぎる事だと、マスコミの方が言っていましたよ。
ちゃんとした人だったからね。
業界のシンポジウムで。
やっぱりね、人間というのは1600万円も平均で取っていたらね、やっぱり自分たちの給料を守ろうと思って。
生活も膨らんでいるわけですよ。
ローンもあったり、いい所に住んでいたりしてね。
だから、その国民に知らせるのが目的の、元々の自分たちの仕事であるマスコミが、2%の増税、お前らだけはしないよと。
理由がまた狂っていてね、なんかマスコミだけがこの世の中で重要なんだって、重要じゃない方からやってんだよ、地上波のね。
だから、結局僕は、そういう世の中で僕らが生きているってことは、やっぱり皆さんがよく知って欲しいと思うんですね。
要するに、僕らに伝わる情報のうち、マスコミが得するものだけが伝わっているわけですよ。
真ん中にフィルターがあって。
それはまぁ、非常にまずいと思いますね。