沖縄の基地の意図と運命
沖縄の基地の位置と運命ですね。
位置と運命というのはですね、非常に話すのが難しいものですから、皆が避けているのですが、心の中ではですね誰もが思っていることなんですね。
ある国には国境線というのがあるわけです。
もちろん国境線というのは、時として敵国と対峙しておりますので必ず戦場がそこになりますね。
有名なものは、ドイツとフランスの境界にあるアルザス・ロレーヌ地域ですね。
ここは、ドイツが強くなればドイツに占領され、フランスが強くなればフランスに占領される、その度ごとに軍隊に踏みにじられ占領された方の国法に小学校が変わると。
だからドイツ語勉強して、小学校3年までドイツ語勉強してると思ったら4年からフランス語になるという、そういうような地域だったわけですね。
これは、その後あまりに酷いと言うのでドイツとフランスが話をして、小学校教育は変えないという話になりましたが、そういう事があるわけですね。
沖縄がアメリカと日本戦場になった理由
もちろん日本でもそうで、大東亜戦争で戦局が悪くなると外国の軍隊が日本を攻めるわけですね。
そうしますと、北海道地域では樺太を攻められて樺太の日本人は命からがら逃げてきたりですね。
有名な樺太の通信隊に居た、8名の女性は全員が自害をしました。
それから千島半島では、一番北の占守島と日本では書くんですけども、そこで戦いが行われました。
それから、太平洋地域では硫黄島ですね、激戦が行われる。
そして南の方では、その当時台湾が日本の領土だったんですけども、ルソン島とアメリカ軍が占領したもともとフィリピンはアメリカの植民地でしたから、ルソン島に戻ってきたアメリカ軍はですね、
台湾で血を流すよりか直接沖縄を攻めようという事で、従来の作戦は台湾を取ってから本土と中国を攻めるという事だったんですけども、方針が変更されて沖縄戦になったわけですね。
当たり前のことですけども、地理っていうのは日本の人間にとって非常に重要ですね。
だから必ず周辺って言うのは、戦火の時には真っ先にやられるような事になるんですね。
蒙古襲来で対馬が全滅に近い被害を受けた理由
これは例えば蒙古の時でもですね、蒙古襲来の時でも対馬は全滅に近い悲劇を受けたわけでありますが、それはまた仕方がないというか、仕方がないと言うなよと言われても仕方がないんですね、博多に来る。
蒙古は何故直接的に江戸に来なかった、あの頃は鎌倉ですが鎌倉に来なかったんだと言ったって、太平洋回ってくるっていうのはあり得ませんから、それはそういう事になるわけです。
これはこれで、なんでアルザス・ロレーヌとか沖縄とかに住んでいるのかと、やっぱりそこはそこでいいからなんですよね。
例えば北海道だって、それは戦争があれば北海道がやられてしまうんですけれども、北海道と例えば青森に住むと、どっちに住むんですかって。
ソ連が攻めてきたら北海道やられちゃうけども、普段住むには北海道は広いし暖房も利いてるしいいなと言うのもあるわけですよ。
私も沖縄に何度も行ってますけども、沖縄また素晴らしいですからね、サンゴ礁あり暖かくて人柄はいいし食べるのに困らないしという言う事で、またそこはそこでいいわけですよね。
だけど、歴史的には琉球王国の時代から中国と日本の方に何か気を付けないとですね、ダメだという事も起こるわけですね。
そういうのが全部総合されて、地球上に皆が住んでいるわけです。
なぜ沖縄と北海道に基地が集中するのか?
そんなこと言ったら日本だって、中国とかロシアみたいに危なっかしいところの横に居ないで、日本列島なんかに住んでいないでハワイに言ったらどうだと言われたってですね、そういうわけにはいかないわけですよね。
だから沖縄に何故基地があるかというと、これは沖縄が日本の南の端だからと答えるしかないんですよ。
なんで沖縄だけが基地があるのか、それは沖縄が南の端だからしょうがないですよと、北海道と沖縄に基地が集中する、それは仕方がない。
あとは、佐世保とか舞鶴とかですね、やっぱりどうしても海に面した地域になる。
長野県になんで基地がないんですかって、長野県にあっても長野県に到達するまでには石川県と富山県を突破しないといけないし、太平洋側だったら静岡県突破して山脈を超えなきゃいけないから、だからそれはですね防衛になりませんよね。
ですから、別にそんな事を問題にしているわけじゃないんですよね。