日本をデフレ化させる竹中平蔵の狡猾な手口
これ本来おかしな話で、だってインフレギャップがいくらってわかるってことはですよ、ということはですね、要は私たちは、マックスフルフル生産以上をなぜか消費していることになっちゃう。
なんでこんなことになるのか、つまりこれなんですよ、平均概念の潜在GDP。
さっき言いましたけど、潜在GDPというのは本来、我々が全員働いて、全部の設備が動いたときにですね、生産可能なので、最大概念の潜在GDPっていうのが本来正しいんですよ。
だって最大の、マックスのGDPなんですよと。
ところがそれをね、平均概念っていう形に変えたの、潜在GDPの定義を、竹中さんが。
どういうことかというと、過去の平均をとって、過去のトレンドによって、これくらいは生産できるっていうのが潜在GDPだよっていう形で定義が変えられちゃったんですよ。
これ記録、残ってますからね、ちなみに、変えましたっていう記録も。
ということは当たり前だけど、本来の供給能力が最大フル稼働でここですよと、でも過去の平均とったら、特にデフレ期だとだんだんだんだん下がってくるからね、生産された実績が、ここちっちゃくなっていくんですね。
それで、本来の生産能力、供給能力を上回るような総需要っていうおかしな現象が発生して、それで需給ギャップのプラスが計算されちゃんだけど、これはおかしいだろうということです。
なにが起きるかというと、要はこの潜在GDPが小さく見えるわけです、つまりデフレギャップが小さく見えるんですよ、わかりますか。
下手したら逆転しちゃうんですよ、そんなことありえないだろうという話なんだけど、逆転しちゃうと。
ということで、じゃあもうデフレ対策いらないね、ということになっちゃうんですよ。
ちなみに、平均概念の潜在GDPは、これは竹中さんが発明したわけじゃなくて、経済学がこのノリになってるんですよ。
違うだろうと。
そもそも潜在GDP、最大概念じゃなくちゃいけないのに平均概念に全世界的に変えられて、日本もそれに合わせたといえば合わせたんだけど。
これによってデフレギャップが小さく見えると、下手したらインフレギャップがプラスになるというのはおかしな状況になると。
竹中平蔵が作った自動増税システム
プライマリー・バランスの黒字化によって、なんか歳出増やすんだったら、ほかを削るか増税しなさいと。
これは要は需要が牽引して経済成長することがありえないから、財政拡大しても経済成長できません、という3点セット。
すごいですよ。これ。
これの指標の変更、竹中さんが経済財政政策担当大臣のときに全部やられたんですよ。
どれくらいの人が知ってるんですか。
知らないんですよ。
藤井先生などの努力によってようやく理解されてきましたけどね。
狂ったマクロ経済モデルでデフレ化を仕掛ける竹中平蔵の狡猾さ
あと発展途上国型のマクロ経済モデルは、お亡くなりになってしまった宍戸駿太郎先生が何回も問題視されていましたね、要は狂った羅針盤だと、それはそうです、狂ってますよ。
それで平均概念の潜在GDP、私と青木泰樹先生くらいしかあんまり言わないので、知られてないんですけどね。
ものすごく頭がいいですよね、要するに手法を変えることによって日本はデフレ対策を打てないように、もう呪縛、縛られちゃった。
要は日本をデフレ化したかったんでしょ。
要はデフレになるとどうなるかっていうと、たとえば、財政は悪化するんですよ、絶対に。
財政が悪化するとね、そうすると公共投資やりにくくなる、どんどん減らしてきたわけですよね、でも前も言ったけど、最低限やらなくちゃいけない公共投資もあるわけ。
自分の金儲けの為に竹中平蔵が描いた恐るべきストーリー
だからどうしようってことで、じゃあコンセッション方式にしましょう、つまり民間がやりましょう、PFIがやりましょうということで、民間が政府に投資させる、民間がそれを運営しましょう、とかですね、そういうビジネスになるんですよ、公共事業の整備が。
あるいはですよ、特に、デフレ化するとだいたい国民の賃金が下がっていくんですよ、下がってるでしょ、実際にピークから15%下がりました、実質賃金。
でもね、下がらない人たちがいるわけです、公務員、公務員はなかなか下がらないんですよね。
大阪市の行政窓口を派遣社員にし受注したパソナの竹中平蔵
するとね、一般の民衆の公務員に対するルサンチマンがあふれかえるわけですよね、無駄飯喰らいの給料泥棒だ云々かんぬんと、根拠がないレトリックがあふれるわけですね。
じゃあこうしようじゃないかと、行政職員の窓口は、派遣社員に切り替えましょう、ということで実際、大阪市なんかは8割パソナ系ですよ、窓口。
民間委託に出しているところは8割がパソナ系、すごいですよ、あと2社くらいプラスあったんだけど、ほとんどそうですね。
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とかですよ、あるいは社会保障、社会保障とか医療費ですね。
要は財政破綻だ、となってくるとね、そうすると、特に日本は高齢化してるから、医療費が拡大していくわけですね。
で、もう医療を保険適用できないとやるわけですね。
すると自由診療を拡大しましょうと、混合診療を増やしましょう、という形でビジネスが生まれてくるわけですね。
日本国民の不安を煽り外資規制を撤廃させる竹中平蔵の手口
で最終的にどうなるかというと、保険適用できない治療とか薬が増えて、みんな心配になるわけですよ、どうしましょうと、病気になったときにお金がなくて助かんないかもしれない、じゃあ我が社の保険、医療サービスに入りましょう、っていうアメリカの連中が来るわけです。
という形で要はデフレが深刻化していくと、さまざまなビジネスが生まれるんですね。