日本国民を苦しめるPB黒字化の嘘
まずはこの記事を見て頂きたいんですけど、ちょっと財政健全化の問題なんですが、財政目標に新指標、債務残高GDP比、骨太方針に明記と。
ちょっとまだどうなるかわからないんですけどね、いろんな方の努力によって財政健全化目標として債務残高GDP、つまり政府の負債とGDPを比べてどのくらいの割合ですかと。
それの引き下げが、そもそも財政健全化ってそういう定義なんですよ。
プライマリー・バランス黒字化でも政府の借金を減らすことでもなくて、政府の最大GDP比率を下げましょうという話だったんですが、今までは2020年までにPB、プライマリー・バランスを黒字化しますと。
さらに20年以降に政府の債務対GDP比率を下げますよという話だったんですけど、そもそも財政健全化っていうのは政府の債務対GDP比の引き下げなんです。
財務省のPB黒支持化が国際公約という嘘
それで2013年にサンクトペテルブルクでG20がありまして、そこで首脳宣言において財政健全化が謳われたんですが、これも完全にプロパガンダなんだけど、そのときに日本はプライマリー・バランス黒字化を国際公約にした、って言ってる人がいるんですよ、財務省とかそのへんの人たちは全員言ってるわけ。
それ嘘ですからね。
サンクトペテルブルク首脳宣言では、政府の債務対GDP比率の推移を持続可能にすべき、っていう財政健全化目標が首脳宣言で合意されたんです。
だからさっきの話と同じですよね。
その債務対GDP比目標の引き下げのために日本はPBを黒字化しますよっていうのが書かれたので、手段なんですよ。
だから公約は政府の債務対GDP比引き下げなんです。
ところがですね、過去わが国では、厳密にいえば2010年以降にPB黒字化っていうのが目標になってしまって。
PB黒字化の為に東日本大震災の被災者を見捨てた財務省
PB黒字化って大変でね、要はたとえば東日本大震災、東日本大震災があって復興の予算を使わなくちゃいけないと、そういう追加的な支出ですよね、追加的な支出が出た場合に、普通、国債発行ですよ、どう考えてたって、大震災なんだから。
ところがPBの目標があったために他の予算を削る、もしくは増税って形で財源を捻出しなくちゃいけなくなっちゃう、PB黒字化目標があるから。
それで実際に復興増税が行われたじゃないですか、復興特別増税ですね。
あれ非常にひどい話で、被災地からも取りましたからね、こんな残酷な国、私は日本以外には知らないですよね。
日本をデフレ化した竹中平蔵と小泉純一郎
画像出典:ameblo.jp
そのPBっていうのは菅直人政権が黒字化目標に閣議決定したんだけど、実はその前からありまして、始まりがいつなのかというと、実は竹中平蔵さんが経済財政政策担当大臣ですね、小泉政権期に、いきなり財政健全化の目標っていうことでPBっていうのが現れたんです。
実は竹中さんが経済財政政策担当大臣のときに導入した3つの指標があるんですよね。
これが我が国をデフレ化させたんです、はっきり言いますが。