安倍政権はまた消費増税し10%にするのか?国民は消費増税と中途半端な憲法改正を望んでいるのか?青山繁晴

安倍政権はまた消費増税を10%にするのか?

この間、総理サイドと詰めて話をしまして、今年の政権運営ね、今年は僕だけの責任で、僕だけの責任っていうのはすべての発言の責任が僕にあるって事ですよ。

7月21日に思い切った選挙があり得ると、参議院選挙プラスね、もう言わなくてもわかるでしょうが、そのことも含めて、メイ首相も顔負けの、大きな賭けに出るわけですよね、総理は。

僕の、これも本当に僕だけの責任で申しますが、総理はその覚悟できてると思いますね。

その時に当然、もしも勝負に打って出るなら大義が必要で、勝負って勝手に自分で競馬行くわけじゃないんだから、国民に問わなきゃいけないんで、問うための理由が必要で、一つは北方領土ですね。

後程お話ししますから、それはその時に述べますが、もう一つが消費増税の見送りですよね。

消費増税の見送りを決心なさったわけじゃないけれども、選択肢に入ってるのも事実です。

財務省はもうもちろん総力をあげてやろうとしてますが、この間、菅官房長官がね、見送りも選択肢っていうふうに受け取れる発言なさって、麻生財務大臣が早速反発なさって、すでにいわば決戦、ですね。

菅さんが見送り論者って今言ったわけじゃないですよ。

ちょっと皆さんね、改めて申すんですけど、なるべく誤解なく聞いてほしいんですよね。

青山繁晴はデフレ容認論者なのか?

例えば今までデフレの話を僕してきましたけど、青山繁晴はデフレ容認論者だということも、まあ受け取り方は自由ですけど、デフレ容認なんかまさかしてるわけじゃなくて、

まず現実を語っていて、そこからどうやって抜け出すかね、その時に、デフレ脱却と安倍総理はおっしゃってるけどそれだけで済むわけじゃない、って話をしてるんで。

したがって全部、あんまり膨らまして受け止めないで、膨らませなきゃいけない時はそのように僕は正直に申しますから、言っていることはそのままできれば受け止めてほしいんですけれども。

菅さんが消費増税見送りを決心しているとかそういうことでは全くありません。

ただおそらく官房長官の、女房役としてね、名女房役ですから、これから総理になられるのがふさわしいかどうかは分かりませんが、別としてね、僕は候補者の一人だということは前からむしろ明言していますけれども、まだそこはしかし分からない、分からないけど、

官房長官としては屈指の女房役ですから、やっぱ総理の選択肢、もう一回言います、安倍総理が消費増税見送りを決心したわけではありません。

誤解を避けようとするとくどくなっちゃうんですよ、話がね。

それは多くの人にとってはちょっと迷惑な話ですから、誤解ってのも覚悟しなきゃいけないんですけれども、でももう一度、一番大事な事なんで申しますが、こういう机の上に乗ってんですよ。

でもをこれをこうやって出すか、これをこうやって出すかは、まだ総理は当然、ここはリーマンショック級の事が起きなければと、増税するとおっしゃっているように、それを裏返すと経済状況をずっと見るって事ですから、

当然、消費増税というのは実施されるとすれば今年の10月なんで、まだたっぷり10カ月近くあるわけですから経済状況を見なきゃいけないんです。

何よりも米中貿易摩擦と為替を見なきゃいけないから、株よりも為替を見なきゃいけないので、当然まだ決めてなくて選択肢にあるわけですよね。

話を元に戻すとですね、ただしその重大な賭けをなさる以上は、今までと、特に記者会見、国民に直接語りかける記者会見のやり方を変えてくださいと。

それは総理にしたらご不満なんですよ、自信をお持ちですからね、ちゃんと説明していると。

それから、青山さんはいいよね、勝手にものを言えてって、それはおっしゃらないけど。

この間党本部でですね、仕事始めっていうのがあったんですけど、国会まだ始まってないんですけれど、僕はちょっと閉会中でも仕事してるから今日もこういう格好して議員バッジも付けてますけど、一般的には皆さん選挙区にいらっしゃるんですよね。

ところが党本部に行ったら、押すな押すなの人が来てて、えっと思ったんですけど、まあそれはやっぱり総理と幹事長、両幹事長、二階幹事長と参議院の幹事長が両方とも、吉田幹事長が挨拶されるということもあるんでしょうね。

その挨拶が終わったあとに、僕は総理に近づかないようにしてたわけですよ、いやそれは近づけたい人いるから、僕は正直、これあんまり言っていいかどうかわかんないけど、政府の役職に就こうと思ってないから、地位いらぬということももちろんね一番大事なことで。

やっぱり印象に残りたい方々もいらっしゃるから、遠ざかっていたらですね、あの穏やかな性格の政策秘書の太くんが、事実上、押すわけですよ、暴力で押すわけじゃ、力で押すわけじゃないけど、議員!議員!総理があそこにいらっしゃいます、とか言うわけですよ。

そうしたら党本部の広報の女性陣が、総理と僕といっしょに写真を写りたいということで、ギャーと押し出されたんです。

それはいいんですけど、一応写真撮って、今日はトラドルでやりませんけどね、申し訳ないけど、僕の本位でもなかったから。

そのときですね、総理が僕に、エッセイ読んでるよ、きついんだよ、っていうんですね、月刊Hanadaとかね。

それで僕は、ありのままに書いてるだけですよっていう、そういう党本部で行われている1年生議員と総理との会話とは思えない会話が行われたんですが。

話を戻すと、総理はだから僕が、今の会見はよくないっていうのもお気に召さないんですよ。

この番組もご覧になってる、リアルタイムじゃない、今日はひょっとしたらリアルタイムで、今日は休日だから、一般的には。

虎ノ門を見てくださるだけでもね、他の番組も含めて、嬉しいことですけども、どうせお気に召さないんですよ。

僕が申し上げたのは、戦略論を語ってくださいと。

今日いる子供たち、戦略っていう言葉後でもう一度調べてね。

この少年たちにもね、あ、そうか、国を、日本国という国を大きくこういうふうに前へ進めていくんだっていうのが分かる話をしてください。

で、その下に、例えば労働力をどうするかとか、あるいは消費税も含めて税金どうするかとか、あるいは中国、アメリカ、EU、イギリスというふうに外国との付き合いもどうするかっていうのは、根っこが分かるように話してくださいと。

その時、僕があえて総理ご自身じゃないんですよ、総理サイドって言いましたね、総理サイドに申し上げたのは、僕の理解では、再登板後も、あるいは本当は第一次安倍政権から、安倍外交の中心っていうのは本当は対中外交です。

それはですね、この間、東大の授業があって、東京大学の授業で学生諸君にね、つまり外務省にも入る人がおそらくいる授業でね、僕が描いた絵が、いやたいした絵じゃないんですよ、

こう地球がありますと、ここに我がジパング、日本を中心に置くと、この見た目がどうなるかというとですね、ここにドーンとユーラシア大陸があって、北米大陸っていうのはもう見えるか見えないか、南米大陸も。

こうでしょ、これが日本の視点で見た世界なんです。

そうするとですね、アメリカとの関係はまあここにハワイがあってですね、ハワイがあって、中継するくらい遠いわけじゃないですか。

しかも9.11後、2001年の9.11同時多発テロでアメリカ本土も襲われるとわかったので、こうやって引いていってるわけですよ。

米軍の世界再編と難しい言葉で言ってるのもこうなんですよね。

そうするとですね、この日本にとって、まあここに朝鮮半島があるわけですけれども、やっぱりメインはここの、中国との関係どうするか、日本と中国の関係をどうするかが、聖徳太子の素晴らしいお手紙も含めてですね、日本外交の、実は安倍外交を超えて、日本外交の中軸故なんですよ、中心で考えなきゃいけない。

しかもここは間違いなく独裁主義なんですよ。

朝鮮半島も今それに冒されつつあると見るべきで、日本は古代から民主主義なんですよ、僕は前から言ってる通り。

西洋型の民主主義になったのは西暦1945年以降だけれども、本当は仁徳天皇が、民が一番大事でご自分の食事より生活よりも、天皇陛下の、世界で言うと王や皇帝の生活よりも、庶民の生活が大事っていう意味で、民が主。

西洋型の民主主義は多数決だったりんなんやするわけですけど、決定方法がね。

もう一回言いますが、ここは民主主義の拠点なんですよ。

ここは古来から独裁主義で、しかも今後ももし民主主義を入れたらですね、実は広すぎる国土、多すぎる人口、多すぎる民族、多民族ですから、もうバラバラになっていくわけですよ。

だからできないんです、基本的に中華人民共和国で言うならば。

ということは、アジアにとって、この独裁なのか、この民主主義なのかっていうのは、他のアジア諸国にとって死活問題なんですよね。

そうするとですね、日本外交、本当は安倍外交だけじゃなくて日本外交を考えると、ここにロシアがいるわけですよね、ここにインドがあるわけですよね、ここにヨーロッパがあって。

だから実は、北方領土交渉も、本当は安倍総理が2島返還で事実上妥協しようとしていて、僕も賛成じゃないけれども、実はその真意っていうのはですね、この領土を全部失うならともかく、まだ、例えばちょっとこの後で言おうと思ったんだけど、今言ってしまうと、プーチン大統領が最近棚上げ論も出してるわけです。

そうするとある程度双方で妥協できれば、日本国民から批判を受けても、青山繁晴からまた厳しいエッセイを書かれてもですね、ロシアと手を組むことは対中外交にとってどれほど効果があるか。

それからずっとインド、インドと言われているのも、要するに核戦力で中国と睨みあっているのがインドですから、本当はここにパキスタンがあって、普通はパキスタンが核武装してるからインドも核武装せざるを得ないってインドも説明してるけど、

インドの政策ブレーンにサンフランシスコで会ったときに話を聞いたら、本当はそれは口実で、本当は中国の核がこっちにも向けられているから、パキスタンを口実にこっちは中国に向けた核を持ってるんだと。

本当はものすごく対峙してるわけですよ、これ絵がちょっとあれですけど、このあたりで衝突もしてるわけですよね、中印紛争ね。

だからインドと手を組む、しかもここだけじゃなくてもっと広い意味で言うと、中国は一帯一路でこっちに抜け出ようとしているわけですから、だから例えばイギリスと、メイ首相と賭けをしてでも組む必要があると。

だから実はアメリカとの関係も、引いていくだけじゃなくて、ちゃんと中国に対して力を残すやり方にしてくださいと、だから普天間の問題もあるし、南シナ海や東シナ海の協力もあるんだと。

今僕が話したこと、ちょっと長めに話しましたけど、それでもせいぜい3、4分ですよね。

だからこういう戦略論をきちんと話した上で、北方領土があり、あるいはインドとの協力があり、(13:10こうえい)、今回の地味に見えるニュースがあり、ということをもっと日本国民を信頼して。

評論家やコメンテーターはすぐね、日本人はこういう戦略論が苦手って言うでしょ。

勝手なこと言わないでください、それは学者が苦手なだけであって、日本国民は決してそんなことはない。

なぜかというと、今本当は輸出が中心の経済じゃないんだけれども、でも随分貿易で活躍してきました、大きな商社だけでなくて中小の商社マンがいかにどんなに苦労してきたか。

経済記者のときに商社を担当して、痛感したんですよ。

でそういうことが土台に実はなっていて、戦略論がちゃんとありますから、日本国民の中に。

だから総理がご自分の言葉で、今の僕の言葉ですけど、総理がご自分の言葉でなぜその安倍外交がこういう風に展開するのかとね、北方領土であれ何であれ、そういうことを説明する一年にしてくださいと。

そうでないと、7月21日にありえる一大決戦が、負けますよと。

負けたらもう即終わりですから、参議院選挙単独やるのと違って即終わりだから。

そうすると、先週お話したと思いますが憲法改正は今年は逆に選挙の年だから、事実上できないんですよ。

それは公明党と組んでるから、公明党の本音は9条をどうしても変えたくないから。

統一地方選挙も参議院選挙も、それから公明党反対なさってる、もう一段大きい選挙も、別に無理に言い方避けてるわけじゃなくて、衆参ダブル選挙も。

まだ確定してないから僕は今、衆参ダブル選挙っていう言葉多用しなかっただけであって、公明党は反対なさってるけども、いずれにしろ自由民主党の多くの議員が公明党頼みになってしまってるんです。

僕はこれいいことだと全く思いません、決して思わない、思わないけど現実そうですから。

で、それを考えると、今年、憲法改正を一気にできるような年じゃないんですよ。

選挙で勝ったらできる話、そうでしょ。

逆に言うと、子供でもすぐわかるのは、勝負に打って出る、それも年の真ん中あたりの夏に勝負に打って出るって事は、そこで負けたらですよ、憲法改正はパーです、そうでしょ。

安倍政権がこれほどまでにモリカケも含めて、モリカケは冤罪ですね、脇の甘さがあった。

例えば森友学園事件で言うとなぜ財務省が大幅な値引きをしたのかとね。

それを政権側が全然追求することがなかったから、実は実態としては全然、外国で言う総理の犯罪に当たらない。

逆に奥さんが寄付したんじゃないかと言われて、それがどうして犯罪なのかと外国から散々聞かれて、僕は説明に窮するのではなくて説明に飽きるぐらいになったわけだよね。

それは改憲政権だからです。

憲法を変えようとしてるからね。

それが無残な敗北で今年の夏に退陣して憲法改正が雲散霧消するとですね、後続の自由民主党であれどこの政権でもね、憲法改正やろうとしますか。

触らぬ神に祟りなし。

もう一回言いますが、あの実力内閣だった、つまり頑張った、実力内閣と言われなかったけど、5年間頑張った中曽根総理が憲法改正は私の内閣の課題じゃないってことをおっしゃってたわけで、あのすべての時期かどうか別にして、とにかくそういうことはおっしゃったことは事実なんですよ。

それにまた戻ってしまうわけですよ。

いやそれだったら消費増税、消費増税見送りするなら見送りについて戦略論がないといけないですよ。

財務省が悪者になるのを期待するような話し方じゃなくて、誰かを悪者にするんじゃなくて、我が政権はこういう戦略論に、大きな国の見通しに立って、そこに全部ぶら下がってて、実はその意味では青山繁晴がどう言おうとも矛盾はないんですとね。

それで僕と全面対決と、改めて。

それが本来の政党の姿でしょ。

なんか自由民主党のベテランにも、最近党内で物が言えないって言ってる方はいらっしゃるんです、現に。

もう言いたいこと言ってますけど。

別にそんなの当たり前じゃないですかね。

やっぱりね、地位を求めようとすると、そうやって物が言えなくなるんですよ。

地位なんかなったって簡単に死ぬんですから、同じことです。

こちらの記事も一緒によく読まれています。

最後にフォローをお願いします。最新情報をお届けします。

コメントを残す