移民政策を強行する日本の末路!グローバリストの侵略!日本を捨てる安倍政権!馬渕睦夫

抽象的な話になりましたけれども、グローバリズムというといまいち分かりにくいという質問がありました。

それは私自身の説明が不十分だった点があるんですが、結局これははっきり申し上げますが、ユダヤ思想なんですね。

ユダヤ思想ということと、ユダヤ人という事は区別しなけれりゃならないんです。

我々は知らず知らずのうちにユダヤ思想に染まっているんですね。

その事が良いか悪いかではなくて、我々がそのグローバリズムの、グローバルな思考っていうのは、実は元をたどればユダヤ思想であるということを知る必要がある。

それを知った上で、私はグローバリズムに賛成だっていうのは、それはそれでいいわけですね。

しかし、それを理解せずにただ、グローバリズムは良いことだ、とかグローバル市場で活躍したい、なんて思う事は、やはり将来失敗する元になるんじゃないかと老婆心ながら心配しているわけなんですね。

ですからユダヤ思想、それもユダヤ普遍思想なんですね。

で、ユダヤ問題についての質問もたくさんありましたが、我々がどうしてもなかなか理解が難しいのは、そもそも日本においてはいわゆる欧米世界が経験したようなユダヤ問題ってのは、日本では存在してこなかったという事なんですね。

ですから、それはピンと来ないという事でもあるし、たまたま出るとそれが非常にきわどい内容だったりして、やれ陰謀論であるとか、やれ何とか事件ってのもありましたが、ある雑誌が廃刊になるとかね。

そういう側面で我々はユダヤ問題っていうのを捉えがちなんですが、実はこれは旧約、旧約っていうのはユダヤ教徒には旧約聖書とは言わないんですけども、旧約聖書をお読みになるとよくわかるんですが、その頃から、要するにグローバリズムの問題、要するにユダヤ普遍思想っていうのは、実は存在しているわけなんですね。

少し専門的な話になりますけども、私もそれをいわゆる旧約聖書で読んだり、ユダヤ人が書いたユダヤ人の歴史の本を読んで、勉強したわけですけれども、もともとユダヤ思想の中にも2つの流れがあって、1つが民族主義の流れですね、ユダヤ民族主義。

それからもう1つが、ユダヤ普遍主義なんです。

今そのグローバリズムというのは、この中のユダヤ普遍主義の事なんですね。

旧約聖書を読みますと、預言者っていうのが出てくるんですが、預言者っていうのは、いわゆる神の言葉を預かって、その言葉を、つまりヤハウェの神ですが、その唯一神ヤハウェの神の言葉をイスラエルの国民に知らせる、そういう役割を担った人が預言者なんですね。

その預言者の中にも、普遍的な思想を広めた人と、民族主義的な思想を主張した人の、そういう2つの流れが、いわば交互に現れてきてるんですね。

ですから、今、世界がグローバリズムが席巻しつつあったんですけれども、戦後っていいますか、私が、100年前からそれが始まっていると、明示的に始まったと申し上げましたが、100年のグローバリズムの主流の流れが今終わりつつあって、それに代わるナショナリズム、民族主義の時代が今始まりつつあると、こういう時代設定って言いますかね、時代認識だと思います。

それはかつて、旧約の世界といいますか、旧約聖書の世界でも起こっていたことなんですね。

ある時には普遍主義を唱える預言者が現れて、我々にはあまり馴染みのない人の名前ですけれども、例えばアモスという預言者とか、それからイザヤという預言者が出てきます。

関心のある方は聖書を読んでいただければわかりますが、そういう人たちは何を唱えたかというと、人類は皆兄弟であるというような普遍主義を唱えたわけですね。

それは今ですよ、皆さん。

ところが、その後でユダヤ民族の重要性というか、これは間違えば選民思想になるんですが、その重要性、ユダヤ国家の重要性というのを唱えた預言者が現れてくるわけですね。

それは有名なのはホセアという人がいるんですが、しかしその預言者の後でまたユダヤの国家が滅びたりするわけですね。

そうするとまた普遍的な思想家が現れてくる、預言者が現れてくる。

これの、言わば繰り返しなわけで、それが現在まで実は続いているわけですね。

何が言いたかったかと申しますと、要するに今のグローバリズムというのはユダヤ普遍主義のことであるということなんですね。

で、だから、しかしそれは未来永遠に永劫に続くものでもないという事は、そのユダヤ人の歴史を見れば、聖書に書かれている歴史を見れば分かることなんですね。

で、その次に今、逆にナショナリズムの波が強くなってきていると。

こういう時代認識というものを私は皆さんと共有したいと思っているわけです。

だからその、つまり一つの時代の潮流から次の時代の潮流に移る、今、その時期にあるわけですね。

ですから色んな紛争が世界的規模で起こっているわけです。

こういうふうに大局的に見ますと、今の世界情勢というものはある意味でわかりやすいんですね。

質問の中にも、なぜこんなに紛争が起こるのかというような、嘆かれている質問もありましたけれども、それはよくわかります。

しかしそれは、残念ながら人間の魂っていうものは何も、何もと言ったら悪いんですがね、何も進歩してないということの裏返しでもあるんですね。

それは、話は飛びますが、古事記の世界と言いますかね、古事記を勉強されると分かるんですが、魂っていうのはもともと最初から完璧なものですからね。

それが進歩する進歩しないっていうのは、それはいわゆる西洋的な進歩史観に毒されている、っていうんのは悪いんですが、影響を受けている発想ですね。

進歩史観っていうのは、人間はいわば一直線って言いますかね、永遠に進歩するものだという思想ですね。

ですからその進歩の方向に合わないものは倒してもいいという、独善的な発想になるわけですね。

かつて、そういうことが唱えられたのは、、我々もよく知ってますが、共産主義だったわけですね。

共産主義は歴史の必然であると我々は教えられましたね、皆さん。

団塊の世代の方はそうですよね。

ですからいずれに日本も共産主義国化する、ということだったんですよ。

それは歴史の必然だから、もうそうなるんだということですね。

しかし歴史というものはそういう進歩史観では、進歩史観と言いますか、彼らが想定した通りに動いてないわけですね。

むしろ日本の歴史っていうのはそうではなくて、復古主義ですからね、復古主義っていいますか、もともと完璧な世界があってそれがいろいろ歪んでるから、それを元に戻すというのが、いわば簡単にいえば日本的な、伝統的な歴史観ですね。

ユダヤ、キリスト教の歴史観っていうのはそうではなくて、世界はある方向に向かって一直線に動いているんだということですね。

そこの根本的な違いがあるんですが、その一環としてグローバリズムっていうのは生まれてきているわけですね。

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