世界を操る真の支配者の正体!ディープステートの正体に迫る!馬渕睦夫

馬渕睦夫 ケネディ暗殺の隠された真実

私がソ連に勤務してたのは1970年代の終わりから80年代の初めですがね、実際に生活してみて、ソ連がアメリカと並ぶ超大国であるとは全然感じられなかったわけですね。

実際にそうだったわけです、アメリカとソ連の力の比っていうのが厳然としてたっていいますか。

しかし、にもかかわらずソ連を擁護してって言いますかね、ソ連を支援してアメリカに匹敵するだけの国なんだということを、そういうシステムを作ったというのが東西冷戦構造なんです。

ところが、それに対して最初にボロが出たのがキューバ危機だったんですね。

キューバ危機っていうのはもう、視聴者の方の多くの方はもうご存知ないと思うんですが、1962年の10月に起こりました。

私は高校2年生だったんですけれども、もう明日にも核戦争が起こるんじゃないかと、毎日毎日ニュースにかじりついておりましたけれども。

簡単に言えばキューバ、アメリカのフロリダの先100マイルぐらいにあるキューバ島ですが、そこにソ連がミサイル基地を置いたわけですね。

それが核弾頭も装填できるミサイル、短距離、中距離ミサイルでアメリカ本土を攻撃できるミサイル基地を作った、それがアメリカの偵察衛星でわかったということですね。

それにどう、その当時はケネディ大統領ですが、どう対応するかということになって、いわゆるキューバ危機は始まるんですけどね。

ケネディ大統領は封鎖、キューバの海域を封鎖したわけですね、海上封鎖した。

これで、つまりソ連からキューバに向かう船は全部止めるということにしちゃったわけですね。

実力行使なんですが、それでその時、ソ連の艦船がミサイルを積んでキューバに向かっていたわけですね。

だから問題は、ソ連の艦船が、アメリカが敷いた海上封鎖のラインを突破するのかどうか、その時にアメリカがそれを撃沈するのかどうかということになったわけですね。

そういう、本当の瀬戸際っていいますかね、そこまで世界が追い詰められたということですな。

そのときに、当時のソ連のフルシチョフ首相とそれからケネディ大統領との間で、いろんなコミュニケーションがあったわけですがね。

最終的にはケネディ大統領が、ミサイルが撤去されるならアメリカは北朝鮮を攻撃しないということで、それをフルシチョフが受け入れて、それでその危機が回避されたと。

海上封鎖ラインに向かってたソ連の艦船がUターンするのがテレビで流れましたから、私はそれを見てましたが、それで危機が回避されたんです。

私が言いたいのは、このキューバ危機そのものじゃなくて、その時ケネディが海上封鎖をして、ソ連といえども近づいたら撃沈するぞという警告を発したら、ソ連が降りちゃった。

これはどういうことかということなんですよね。

つまりソ連は、当時1962年ですが、アメリカと戦争するだけの能力がなかった、軍事力がなかったということを示しているわけですね

ということは、我々は当時、米ソの冷戦とは、対峙している冷戦とはいうものの、ソ連の実態は、アメリカととても対等に戦争できる状態ではなかったということを、実はキューバ危機は証明したんです。

しかし、世界の歴史家は誰もそういうことを言わない。

それはなぜ言わないか、それを言ったら東西冷戦の嘘がばれるからなんですね。

私が東西冷戦は八百長だったと言ってるのはそういうことなんです。

それ以外にも朝鮮戦争、これについてはまた日を改めてお話したいと思いますけれども、朝鮮戦争もそうなんですね。

朝鮮戦争の種を蒔いたのはアメリカですからね、当時の金日成に、韓国に侵攻してもアメリカは関与しないと言ったのはアメリカですからね。

だからその通り金日成が韓国に侵攻したわけですからね。

それからベトナム戦争もそうでしたね。

ベトナム戦争でアメリカは、ベトナム戦争っていうのは北ベトナムの背後にソ連がいたわけですがね、そのソ連に300億ドルも援助しているわけです、アメリカは、ベトナム戦争の最中にね。

どうしてこういうことが起こるのか、でもそれを世界の歴史家も、国際政治学者も誰も疑問に思えないわけです。

こういうふうにして我々はずっと洗脳されてきて、米ソが本当にこの世界の覇権をめぐってしのぎを削っていたと、我々は信じ込まされてきたんですね。

ところがケネディは、どこまで意図していたかわかりませんが、それを事実上うち破っちゃったんです。

それは、この戦後の東西冷戦体制を構築した人、勢力にとっては好ましいことではもちろんなかったわけですね。

そのことを、実はグロムイコ、ソ連の外相ですね、外務大臣が明らかにしてるんですよ、皆さん。

そのグロムイコの回顧録を私が読んだときに、はっと気づいたんですけどね。

そういうことだったのかといってそれでよくわかったんですが。

グロムイコ外務大臣が1963年の9月のことだと言ってるんですがね、ケネディが暗殺される2ヶ月前のことですが、ホワイトハウスで呼ばれたと、ケネディ大統領にね。

なんかのパーティーで呼ばれた時に、ケネディ大統領がちょっと2人だけで話をしようと誘われて、バルコニーで2人きりで話する機会があったというわけですね。

その時にケネディ大統領はグロムイコにこう言ったっていうんです。

ケネディ大統領は米ソ関係の改善を目指してたわけですね、なんとか米ソ関係のこの緊張関係を緩和したいと。

ところがアメリカの中にはそのソ連との関係改善に反対する二つのグループがありますと。

一つはとにかくイデオロギーの問題から反対する人ですと。

それは分かりますね、どの国にも反共主義者っていますからね、反共産主義者って。

でもこれは大したことがないということを言ってるわけですね。

もう一つのグループは、とケネディは言うわけですがね、グロムイコによれば。

ある特定の民族だ、というわけですね。

ケネディは、ある特定の民族としか言ってないんです、ところがそれをグロムイコが注をつけて、ユダヤロビーのことを指すって言ってるんですね。

つまりグロムイコはわかっているわけですよ、当時の米ソ関係の改善に反対しているのは、アメリカのユダヤロビーだと。

表向きの理由はね、そのユダヤロビーが、アメリカのユダヤロビーが、ソ連はいつもアラブを支援しているからイスラエルに厳しいから、ソ連との関係改善には反対だという理由を挙げているんですけどね。

それはしかし、表向きの理由ですね。

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