石破茂が首相の器では無い理由
いまだにそうですね、こういうワシントンポストが、真珠湾攻撃に触れたなんていう、嘘の情報を流すとそれにすぐ飛びつくいろんな人がいるわけですよね。
だから私はこれを別の意味から考えれば、石破さんという政治家の正体がわかりますね、そういう人なんです、この報道が本当かどうかもチェックせずに簡単にこういうことを言ってしまう人ですね。
そういうそのガードの甘い人は当然のことながら首相の器じゃありませんね。
そういうことは私は言ってもいいんだと思います。
つまりこれは別に彼に対する個人攻撃でもなんでもない、総理としての資質を問うているわけですね、資質に欠ける人だということを私は、こういうのは残念ですが、自信をもって申し上げます。
石破さんが総理になることはありませんけど、断定してもいいんだと思いますけどね。
にもかかわらずこういう方が自民党の、そういう意味ではメディアが重宝する、既存メディアが重宝する政治家として存在しているということ自体が、日本の政治の、まあいわば、なんて言いましょうかね、問題点のひとつだということに我々は気づかなきゃいけませんね。
今回の放送は石破元幹事長を批判することは目的ではありませんが、この報道を取り上げたのは、いかにメディアがフェイクニュースを流しているかと、その一つの最近の典型的な例としてはお話申し上げたわけです。
メディアのフェイクニュースは宿命である
メディアのフェイクニュースっていうのはもう宿命なんですね、宿命なんです。
以前に、エドワード・バーネイズの著作を挙げましたけれども、当時エドワード・バーネイズの上司だったウォルター・リップマンですね、皆さんもご存じの。
あの「世論」を書いて、それからピューリッツァー賞を2度も受賞した、ジャーナリストの鏡なんて言われているようなウォルター・リップマンは、アメリカの民主主義は幻想であると言ってるんですよ。
その通りですね、アメリカの民主主義は。
今回トランプが出てきて改めて、アメリカの民主主義が実は幻想だったってことがわかったわけですね。
オバマより前の大統領は、若干の例外がありまして、私が知る限りケネディ大統領とそれからレーガン大統領ぐらいは例外かもしれませんが、完全には例外になりえなかったんですが、ほとんどの大統領は皆そのアメリカの民主主義、幻想であるアメリカの民主主義の中で大統領に選ばれて、その中で大統領職を務めた人なんですね。
ですから本当の意味で大統領職を、真の意味で大統領としてのリーダーシップを発揮した人たちではなかったわけです。
実はフェイクニュースから色々たどっていきますと、そういうことまで、アメリカ政治の、なんて言いますかね、恥部っていいますか、そういうことまでわかってくるわけですね。
メディアのフェイクを世界にバラしたトランプ大統領
で、今まさにトランプ大統領がなぜメディアを攻撃しているかということを、日本のメディアは面白おかしく論じるだけですが、そうじゃないんです。
今までのアメリカ、だけではなくて日本も含めた、世界を牛耳ってきたメディアの欺瞞、メディアのフェイクニュースを今、攻撃してるわけですね。
ですから我々としては、トランプ大統領に頑張ってもらいたいし、トランプ大統領を応援しなきゃならないというふうに私は思っております。
トランプ大統領と、先ほど申し上げましたように安倍総理の仲を裂こうとしているのは、アメリカのそういう既存、既存というか私はもう旧勢力だって言っていますが、旧勢力だけではないんですね。
安倍・トランプの仲を引き裂く中国の工作
もう一つの勢力は、皆さんもうお察しておられる通りですが、中国なわけですね。
今トランプは中国をもう正面から攻撃しておりますが、だから中国は今日本に対して下手で出てきているわけですね。
でも、なにも日本が中国に対して下手で出る必要は毛頭ないわけです。
中国の狙いは、日米間の離間ですからね。
ですから、このワシントンポストの報道に、中国のそういう意図が働いたかどうかは分かりませんけれども、これは中国にしても好ましい報道だったわけですね。
そういうふうに我々は考えるだけの、考える力を持てば、それだけでも私は日本の政治はよくならざるを得ないと思っております。
実際、日本の政治を良くできるのは政治家ではなくて皆さん方ですね。
この番組をご覧いただいている普通の方々なんです。
実は私が常々申し上げておりますけれども、普通の方々という言い方は失礼かもしれませんが、皆さま方の民度が高いということが、日本をこれまで持たせてきた最大の要因ですね。
皆さんの民度が高かったからこそ、日本はこのような苦難の時期にあっても耐えてきてって言いますかね、今日、世界有数の国として、まだ残っているわけですよ、まだ残ってるわけですね。
世界有数っていうよりも、今や安倍総理のもとで世界をリードする国にまでなりましたね。
しかしそれをどうしても認めないのが、世界のメディアであり日本のメディアなんですよ。
こういうことに気付かなければいけませんね。
既存の枠を打ち破れない戦後民主主義の巨大利権
ですからこの、今日取り上げたこのワシントンポストの報道そのものは、つまり日本に対する挑戦でもあるんですね。
皆さんに対する挑戦でもあるんですよ、民度の高い日本人に対する挑戦でもあるんですよ。
だからそういうふうに我々が、精神武装することを常々私は申し上げていますが、それこそが日本の国防の第一歩なんです、日本の外交の第一歩であるわけですね。
ですから私もまあかつては外交の世界におりましたけれども、結局その外交を支えるのは、国民の一人一人の方々のこういう能力なわけなんですね、民度の高い国民性というものが、日本の外交を支え、日本の政治を支えているわけなんです。
こういうことは抽象的に言ってもですね、なかなか理解できないんですが、今日の具体的に、例えば今日申し上げましたようなワシントンポストの報道の絡みで、どういう人が、日本のどういう政治家がそれに反応しているかという例を若干申し上げましたが、それを見るだけでもお分かりいただけたと思います。
もう日本の、先ほど私はなかなかその既存の枠を打ち破れないのは戦後民主主義という大きな利権、体制の中に組み込まれているからだということを申し上げましたが、残念ながら石破さんも、それからまあ日本の野党も、そこに組み込まれている人なんですね。
そういうことに気づいていただければですね、今日の話は意味があったのかなというふうに思います。
2018.09