フィフィさんのデマ発言はなぜ拡散したのか?
1外国人タレントであるフィフィさんの、蓮舫さんに対する誤認による批判発言は、なぜこうも拡大してしまったのでしょうか?
まず一つに、フィフィさんによる発言の影響力の大きさにあります。
キャラクター設定なのかどうかは分かりませんが、フィフィさんは、日本の政治的な問題にも、随分と関心がおありのようで、その発言を喜ぶ方も、随分と沢山おられるようです。
フィフィさんの蓮舫さんに対するツイッターでの発言は、確認出来ただけでも、17,388件のリツイートがされ、29,847件のいいねがされています。
フィフィさんのフォロワー数も2019年2月21日時点で、419,015ものフォロワー数があるわけです。
立憲民主党の国会議員である蓮舫さんのフォロワー数は、2019年2月21日の時点で、476,801のフォロワー数。
つまり、フィフィさんは、ネット上など一部の間では、蓮舫さんとほぼ同等、もしくはそれ以上の影響力をお持ちの方であるというわけです。
最近では、保守系の月刊誌などとも呼ばれる事もある産経新聞社が出版する「正論」であったり、関西ローカル系の読売テレビが放送する「そこまで言って委員会NP」といった番組にも出演されておられるようですので、発言の社会的影響力が、かなり高まってきている方だという事なんでしょうね。
日刊スポーツ・スポーツ報知が情報確認をせずデマを拡散
更に、問題だったのが、フィフィさんの発言の情報の確認もせず、朝日新聞系列の「日刊スポーツ」が、
『フィフィ、蓮舫氏に児童虐待問題「真意を問いたい」』
という見出しで記事を発表。
画像出典:Twitter
更に朝日新聞は、朝日新聞デジタルの&というサイトに、日刊スポーツの記事を同じ見出しでそのまま掲載、
画像出典:Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN
フィフィさんの発言に事実誤認があるという事を書いていませんので、情報の真偽は確かめていないという事なんでしょうね。
※日刊スポーツは公式サイト上で後に、「事実関係について十分に確認しないまま、掲載をしてしまいました」と謝罪しています。
もっと酷いのが、読売新聞グループのスポーツ報知。
スポーツ報知は、フィフィさんの蓮舫さんに対する発言を、
『フィフィ、虐待死問題で蓮舫議員への怒りの質問「あなたは本当に国民の側に向いているのですか?」』
画像出典:Twitter
という見出しで記事として発表。
こちらも、フィフィさんの発言に事実誤認があるという事は書かれていませんので、情報の真偽は確かめていないという事でしょう。
更にこのニュースはYahooニュースで拡散され、デマがどんどんと拡散されていったという流れですね。
個人メディアがやるならまだしも、朝日新聞系列、読売新聞系列という、日本の大メディア系列でもこのような状態であるというのが実態なわけです。
ちなみに、現在は記事を削除して、無かった事にしておられるようですね。