実の親からの虐待で小学4年生の女の子が死亡
小学校4年生のですね、女の子が父親と、母親も若干関与しているのですが、イジメられてですね、大変に悲惨な死亡事故があったわけですね。
これについて、国会でも議論があり、安倍首相も発言をしたと。
戦後ねじ曲がったままの教育基本法
この問題の基本的な事が、教育基本法が戦後曲がってしまったと、戦前ですね、ある意味で親に孝行とか、兄弟のいたわりあいですね、それを強調しすぎた事で、その反動でですね、個人を大切にするという名の下で、実はその非常にきちっとした教育が行われなくなったということですね。
この問題の直接的な、法律的なというか、社会体制的な問題は、私は世の中で言う児童相談所問題とかそういうものではなくて、児童相談所だってですね、そりゃあ今度の児童相談所の対応は非常にまずかったんですけれども、そうは言ってもですね、そういう事では私は、それはそれで改善するとして、それでは私は、抜本的な改革というのは出来ないと。
イジメとかですね、そういうのは続くというふうに思っているわけですね。
で、教育基本法の改正が一番大きな問題なんですが、実はここではそういった具体的な対策ではなくて、こういった社会的出来事に対するですね、対策の立て方の理論と言いますかですね、それをちょっと考えてみたいと思うんですね。
もはやテレビに哲学的な事をきちっと話す能力は無い
本当はテレビなんかで専門家がこういった哲学的な事をきちっとお話をするというのがいいのですが、今のテレビとかにはそういう能力が無いので、補わなければならいというふうに思うんですね。
何か対策あるとしますね、例えばいい方ではオリンピックの金メダルが少ないのでもう少し増やしたいという、そういう対策とかですね、それから悪い方では殺人事件とか婦女暴行事件とか、そういうのが多いので、そういうのを減らしたいと、そういうような要請がありますね。
非道徳的な事件を減らす2つの方法
これに対しては、2つやり方があるわけです。
1つはいわゆる恥の対策と言いますかですね、恥の対策というのは少し言いにくいのですが、結局世の中はですね、中心的なものがあり、それに対して分布があるわけですね。
分布というのはどういうのかというと、例えばスポーツですと非常に足の速い人とか、水泳のうまい人というのもいるし、また、殆ど運動神経の無いという人もいると。
多くの人は、中間的で平均的であると。
これは分布なんですね。
例えば100人集まって、50人くらいが普通であって、25人、25人がかなり良かったり、かなり悪かったり、それからまぁ端の10名くらいが、極端に良かったり、極端に悪かったりと、そういう中から金メダルが出たりするわけですね。
ですから、この分布というのが頭の中に入っていなければいけない。
つまり、山ですね、山。
山のすそ野が2つあるわけですね。
山のピーク、山頂が平均値ですね。
それから、いい方と悪い方にダラダラと坂みたいになっておりまして、それが分布。
画像出典:Wikipedia
まぁ、難しい言葉で言うと、正規分布とかですね。