ケネディ暗殺後のグロムイコの意味深発言
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ところがね、そこだけだったら別にまあ半分くらい、驚きは半分で済むんですが、そのあとにケネディは、その2か月後に暗殺されるわけですね。
その報を聞いたときに、それを報道で聞いた時の自分の心境をグロムイコは回想してるんです。
それはどういうことを回想しているかと言うと、自分でもわからないんだが、って言ってるんですね、なんか分からないけれどもけれどケネディ暗殺のその第一報を聞いた時、私が最初に思い浮かべたのは、ホワイトハウスにおける二人きりの会談だった、と言ってるんですよ。
おわかりですね、ソ連のグロムイコ自身が、ケネディを暗殺したのはユダヤロビーだったと事実上、言ってるんですよ。
ところが誰もね、それを読んだ人はそこを指摘しないんですね。
これが戦後の不思議の一つですね、私は例えば、世界の七不思議のひとつに挙げられると思うんですよ、東西冷戦の八百長っていうのはね。
ケネディはその東西冷戦の枠組みを、もうおわかりですね、潰そうとしたんです。
でもそれは困るっていう勢力がケネディを暗殺したっていうのは、つじつまが合うんですね。
トランプ大統領が最後に叶えたいアメリカンドリーム
つまりどういう人たちが東西冷戦を作り上げたかっていうこともお分かりですね。
実はそれが今のグローバリズムなんです。
同じようにそのグローバリズムを今、解体しようとしているのがトランプ大統領なんです。
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私はそのグロムイコの回想録を改めて読んでみて、トランプが今やろうとしていることとキューバ危機とが結びついたんですね。
もちろんキューバと北朝鮮は同じではありませんし、その時の背景も全く違いますが、ケネディ大統領とそれからトランプ大統領の共通項は何かというと、アメリカの力を本気で使ったということなんだと。
だからあのソ連も妥協をした、フルシチョフは。
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ということは、当時のソ連よりもはるかに弱い北朝鮮が、アメリカに正面から対抗できるはずがないんですよ、アメリカが真剣になればね。
そういうことがやっぱり、歴史に学ぶというのはそういうことですね。
メディアが報じない米朝首脳会談の正体
だからトランプは初めて真面目に拳を振り上げて、けしからんと言ったわけです、金正恩に。
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金正恩はそうするともう何もできない。
それはもう一つその背景があって、今まで金正恩を支えてきた人たちが引いたっていうことはあるんですがね。
この話をし出すと何時間もかかりますので、それはまた別の機会に申し上げたいと思いますが、簡単に言えば、東西冷戦構造を作り上げた人たちが北朝鮮の背後にもいたということですね。
だから北朝鮮は、目に見える形での東西冷戦の残滓(ざんさい)です、まだ残っているわけですね、朝鮮半島に、そういうことですね。
ところがその東西冷戦を作り上げた人たちが今、北朝鮮から引いたということです。
ですから、トランプは、私はまあケネディほど危険は冒してないんだと思いますけれども、もう金正恩に対して正面から圧力をかけることが出来るということですね。
金正恩が勝ったと報じる日本のメディアの正体
だからそういう背景から分析していけばね、金正恩が勝ったなんていうことはあり得ない。
だいたい北朝鮮のGDPは2兆円ぐらいなんです、たったの。
アメリカのGDPは円で言えば1500兆円ですからね、つまり750分の1なんですよ、750分の1の国が対抗できるはずがないじゃないですか。
だから核兵器を、まあどんな性能か知りませんけど、10発ぐらい持っててもね、アメリカは1万発近く持っているわけですから、そういう核兵器の弾頭から比較してもできるはずがないわけですよね。
しかもその北朝鮮の核兵器はアメリカに届かないですからね。
そういうことを考えれば、金正恩とトランプが同等の立場で交渉なんてできるはずがない。
でもメディアはそういう事を一言も言わない、不思議ですね。
個人であれ集団であれ生存競争がある限り謀略は存在する。謀略は密なるをもって良しとするから必然的に陰謀となる。にも拘らず国家・民族間の角逐に陰謀の存在を認めようとしない識者が多い。それは彼ら自身が邪悪な陰謀を企んでいるか加担しているからに相違ない。
彼等の常套手段は、彼らのたくらみに言及する者に『陰謀論者』というレッテルを張って論壇の主流から追放することである。そのため論壇でも政治の場でも架空の議論しか聞くことができない。
そうした中にあって地位も名声も確立された馬淵氏が、陰謀勢力の猛反撃のリスクを顧みずその存在を堂々と指摘されている姿勢には敬服する。欲を言えばもう一歩踏み込んで
具体的な敵を想定したシミュレーションを語っていただきたいところである。