トランプによるアメリカ国民に政治を取り戻す戦い
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しかし今我々が、つまりアメリカでトランプがもうそれを始めてくれてるんですね。
アメリカが今まで、100年前からずっとこういう、大統領でない、大統領以外の真の支配者に支配されていたアメリカを、大統領の政治に取り戻すということですね。
トランプさんはほら吹きだなんて言って、日本のメディアも言ってますけれども、そうじゃないんですね。
つまり大統領が本当の支配者になるべきだということを、トランプは言ってるに過ぎないんですよ。
それは民主主義の原則からすれば当然のことですね。
だってアメリカの大統領は、国民のまあ直接選挙、厳密な意味では直接選挙じゃないんですけどね、それは技術的なことになりますからもうその説明は省きますがね、事実上直接選挙によって選ばれていますからね。
その大統領が支配者でなくて誰が支配者なんですか、アメリカの、ということなんですよ。
メディアが必死に隠してきた不都合な真実
実はこの点が隠されてきたんですね。
それは誰が隠してきたかっていうと、メディアが隠してきたわけですね。
それは隠さないと都合が悪いからずっと隠してきたわけです。
ですからいかにも我々は、アメリカの行動っていうのはアメリカ大統領の行動だと思ってきたわけですが、違うんですね、アメリカ大統領に背後にいる人の行動だったわけですね。
そういうことを説明すると必ず、それは陰謀論だということで一蹴されてきたのが、つい数年前だったと思います。
でも私は「国難の正体」という本を書いて、そこで東西冷戦は八百長だったと堂々と論陣を張ったんですけどね、今多くの方がその意見に賛同してくださるようになりましたね。
東西冷戦ということを一つ一つ調べていきますと、実に不思議なことがわかってくるんですね。
それについてはまた詳しくお話しすることががあると思いますので、今日はトランプさんがやろうとしていることは実はそういうことなんだということを理解していただければと思うわけです。
メディアが報じないトランプ大統領の真の狙い
つまり、偽の東西冷戦構造を潰そうとしておられるわけですね。
東西冷戦構造っていうのは1991年のソ連の崩壊で終わったわけじゃないんです、今日まで続いてるんですね。
それは、我々の目に見える形では、南北朝鮮の分割ということですけどね、しかしその根底にある世界システムというのは未だに冷戦構造なんです。
その冷戦構造っていうのは人工的に作られた構図なんですね。
隠蔽されてきた東西冷静構造の嘘
それは時間を取りますので簡単に申し上げますと、私がソ連に勤務してたのは1970年代の終わりから80年代の初めですがね、実際に生活してみて、ソ連がアメリカと並ぶ超大国であるとは全然感じられなかったわけですね。
実際そうだったわけです。
アメリカとソ連の力の比っていうのがもう厳然としていたっていいますかね。
しかし、にもかかわらずソ連を擁護してって言いますかね、ソ連を支援してアメリカに匹敵するだけの国なんだと、そういうシステムを作ったというのが東西冷戦構造なんです。
ところがそれに対して最初にボロが出たのがキューバ危機だったんですね。
キューバ危機っていうのはもう視聴者の方、多くの方はもうご存知ないと思うんですがね、1962年の10月に起こりました。
私は高校2年生だったんですけれども、もう明日にも核戦争が起こるんじゃないかと、毎日毎日ニュースにかじりついておりましたけれどもね。
簡単に言えばキューバ、アメリカのフロリダの先100マイルぐらいにあるキューバ島ですが、そこにソ連がミサイル基地を置いたわけですね。
それは核弾頭も装填できるミサイル、短距離中距離ミサイルでアメリカ本土を攻撃できるミサイル基地を作った、それがアメリカの偵察衛星でわかったということですね。
それにどう大統領、ケネディ大統領ですが、どう対応するかということになって、いわゆるキューバ危機が始まるんですけどね。
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ケネディ大統領は封鎖、キューバの海域を封鎖したわけですね、海上封鎖した。
これでつまりソ連からキューバに向かう船は全部止めるということにしちゃったわけですね、実力行使なんですが。
それでその時、ソ連の艦船がミサイルを積んでキューバに向かってたわけですね。
だから問題はそのソ連の艦船が、アメリカが敷いた海上封鎖のラインを突破するのかどうかと、その時にアメリカがそれを撃沈するのかどうかということになったわけですね。
そういう本当の瀬戸際って言いますか、そこまで世界が追い詰められたということですが。
その時に、当時のソ連のフルシチョフ首相とそれからケネディ大統領との間で、いろんなコミュニケーションがあったわけですがね。
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最終的にはケネディ大統領が、ミサイルが撤去されるならアメリカは攻撃をしない、ということでそれをフルシチョフが受け入れて、それでその危機が回避されたと。
海上封鎖内に向かってたソ連の艦船がUターンするのがテレビで流れましたからね、私はそれを見ていました、それで危機は回避されたんです。
個人であれ集団であれ生存競争がある限り謀略は存在する。謀略は密なるをもって良しとするから必然的に陰謀となる。にも拘らず国家・民族間の角逐に陰謀の存在を認めようとしない識者が多い。それは彼ら自身が邪悪な陰謀を企んでいるか加担しているからに相違ない。
彼等の常套手段は、彼らのたくらみに言及する者に『陰謀論者』というレッテルを張って論壇の主流から追放することである。そのため論壇でも政治の場でも架空の議論しか聞くことができない。
そうした中にあって地位も名声も確立された馬淵氏が、陰謀勢力の猛反撃のリスクを顧みずその存在を堂々と指摘されている姿勢には敬服する。欲を言えばもう一歩踏み込んで
具体的な敵を想定したシミュレーションを語っていただきたいところである。