日本を襲う国難の正体
みなさんこんばんは。
馬渕大使にですね、月1回くらいですね、お越しいただきましてですね、もちろん現実に動いている政治についてもコメントを頂きたいんですけれども、そういうものの底に潜んでいるもの、あるいは隠れていたものが今やっと露わになって来た。
そういう意味での戦略的なあるいは地政学的な意味も含めてですね、大使とお話が出来ればという事で、これからこういう新番組を作らせて頂きました。
先生、本当にありがとうございます。
こちらこそ、とても光栄に存じます。
ありがとうございます。
本当にこちらこそ、あれなんですけど、無門関というのはどこかで調べて頂くと分かりますけれども、無紋慧海という禅のお坊さんですけれども、臨済宗系の、それが様々な言葉ですね、禅の色んな公案というのがありまして、問題を出すんですね。
例えば犬にも仏性があるか?など、そういう問題を出して、禅のお坊さんの修行の一つの手立てにするとこういう中の、それを集めたそういうものなんですけれども、門が無いのに関があると。
こういう極めて禅的な事なんですけど。
我々の所にも幅広い機会や歴史の見方があるにも関わらず、色んな形のフィルターだけを通して、勝手に判断してしまう。
こういう事もありますので、その中で今、馬渕睦夫大使は、やっぱり日本の中で極めて客観的に、そして世界的な視野で日本を見て行こうとこういう視点をお持ちの方なんで、はっきり言うと珍しいお方なんで、我々はですね、色々な事で学びたいという事でございます。
よろしくお願いします。
お褒めの言葉を頂いて、何よりものお褒めの言葉じゃないかと思いますが、実は無門関ですね、おそらく本当の意味の最初ではないのですが、殆ど初期の頃ですね、この席で渡部昇一先生とあれは大道無門ですか、そのタイトルの下でここで対談をさせて頂いて、実はその時の渡邉先生が取り上げてくださった私の本が、今日ちょっとお持ちしたんですが国難の正体なんですね。
これは単に懐古主義というかそれを思い出すためにお持ちしたのでは無くて、実はここに書いた事が、最初はこの2年前に同じ内容で書いているんですが、それを普及版にしたのを今日お持ちしたのですが、
6年前、つまり安倍総理の再登場と共に出した本で、思い出の本なんですが、実はここで私が心配したというか、将来こういう危険があるという事で書いたことが、今、現実のものになっていると。
そういう事もありましてね、改めて国難の正体というものを今日お持ちしたと。
世界最終戦争へのカウントダウン
まさにその国難は深まりこそすれ、減ってることはないわけですね。
ますます世界は、日本にとっても大変な時代に入ってきてると思うんですけど、まず大使、今の世界的な状況ですね、東アジアも含めたアメリカ、ヨーロッパ、みんなはっきりいうと激動の時代が来る、中東もですね。
まず概観というか、今どんなふうな世界になってるんだ、大使からの目から見た世界をちょっとお話しいただけますか。
この「国難の正体」のサブタイトルがその事を示してる、サブタイトルというほどではないんですがこの上ですね、「世界最終戦争へのカウントダウン」とこれ書いてあるんですが、これが今起こっていることだと私はそういうふうに理解しているんですね。
世界最終戦争なんていわゆるハルマゲドンですね、聖書によれば、非常に大げさなように聞こえますけれども、実は今、水面下で起こっているのはそういうことであって、これが次第次第に顕在化しつつあるということだと思います。
だから、昨今日本を、だけじゃないんですが、安倍外交はこういうことを念頭に置いて進めてこられているんだろうという気がしてならないんですね。
だからそういう意味で、今日、さきほど水島社長から大きな流れといいますか本質的なものっていうお話があったんで、やっぱり本質を究めると、いろんなものが見えてくると、これは禅の世界でも多分、同じなんじゃないか。
そういうことで、私は視聴者の皆さん方に、今の世界で起こっているいわば本質的なものを、できるだけ見極めていただく、気づいていただいて、その上で、個々の、日本外交でもいいし、米ロ関係でもいいし、あるいは米中、貿易戦争も含めて、そういうものを解釈していただくと、そういう必要があるんだろうと。
それがひいては我が国の、安全保障って言いますかね、国防力の強化にも実は繋がるんだろうと、そういう感じでいるわけなんですね。