安倍政権が進める消費増税・種子法廃止・水道民営化の正体
まずは緊縮財政です、緊縮財政。
要は消費増税とか政府の支出削減、これが必ず底にあります。
プラス既成の緩和、メインで報じられるのはここね。
種子法の廃止なんかこれですけどね。
で、自由貿易。
自由貿易っていうのは、これは物の貿易だけじゃなくて、外国企業をどんどん来てください、外資さん参入してください、という意味もあります。
たとえば、種子法の廃止。
あとで話しますけど、種子法っていうのは、政府がお金を支出して、都道府県に出して、それで種を守りましょうという政策なんです。
国民の食料安全、安全保障のために種を国家が守りましょうと。
その金を出したくない、という緊縮財政がまずあるわけですよね。
政府の支出は削減だと。
で何をやるんですかと、既成の緩和をして、それで種を、もう国家は提供しない、県も提供しない、民間が自由にやってくださいと。
これがまあ既成の緩和。
プラス、外国企業さんウェルカムですよと。
モンサントだろうがカーギルだろうが、どこでも参入してください、3点セットでしょ?
水道民営化、あれも今日本中の水道管が老朽化しているから当然政府がお金を支出して交換しなきゃいけないんですよ、水道管を。
でも、これだから、出したくない、金は出さない。
じゃあどうするんですかと。
だから水道を民営化して、民間企業にやってもらうんだと。
日本人を守る責任を放棄する安倍政権
あのね、民間企業、株式会社っていうのは、まあ私も株式会社の社長だけど、利益のためにビジネスやってるんですよ。
利益にならないことはやらないですよ。
老朽化した地方の僻地の水道管って利益になると思います?ならないですよ。
つまり放置するってことです、はっきりいうと政府が。
で、ついでにいうと、外資系の企業さんどんどん入ってくださいと、もう入ってきてますけどね。
あるいは、先日、もう2カ月か3カ月前ですが、台風21号ありましたね、あのときに関西空港が使用不可能になって、しばらく復旧しませんでした。
関西空港が大混乱を起こした原因
関西空港はすでに、この中にありまして、本来関空とかは、当たり前だけど国家が維持するんですよ、国家全体の話だから。
でも金使いたくないんです、じゃあ民営化、規制緩和です、ということで、コンセッション方式で民営化されました、オリックスが入ってるんですけどね。
ついでにいうと、オリックスだけならまだしも、外国企業とオリックスの合弁会社が関空を運営してるんです、本当ですよ。
平時はいいですよ、平時はいいんだけど、ああいう非常事態が起きたとたんに、もうパニック、想定してないから。
それで、要は、運営会社っていうのはオリックスと外資、フランス企業だったかな、合弁なんだけど、もうコミュニケーションとれないですよ
英語と日本語が入り乱れまして、いったいこれどうしたらいいんだ、という話になっちゃったんだけど、当たり前ですよね。
結局、国土交通省が怒り狂って、乗り込んでいって、それでなんとかしたんだけど、結局、国が出てるじゃないかと。
日本人の命より金儲けを優先する安倍政権
じゃあなんで水道の民営化とかやるんですか、あるいは、空港のコンセッションの民営化とかやっているんですかと。
理由はお分かりですよねもう、ここまで話したら。
ビジネスなんですよ。
要は関空のコンセッション方式っていうのは、あれはオリックスのビジネスなんですよ、宮内さんの金儲けなんですよ。
あるいは水道民営化とかで、これからいろいろと参入してくるんだけど、みんな、民間企業と、日本企業と外国企業のビジネス目的である。
だから利益にならないようなところは見捨てられますよ、当然ながら。
で、この3つを必ず推進する、移民もそうなんですよ、移民も。
例えば今日本は、人口構造が少子高齢化だから、当然人手不足が深刻化していくんですよね、それはいいんだけど別に。
だったら政府は、生産性の向上、つまり今いる人間で十分な生産ができるように設備投資を支援したり、あるいは公共インフラの整備をしたりしなくちゃいけないんです。
でも政府は金を出すのだけは絶対イヤ、こういうポリシーなんです。
金を出すのだけはイヤ、じゃあ人手不足はどうするんですか。
だから、規制緩和と自由貿易のセットでいいじゃないか、つまり、移民受け入れ、そういうわけですね。
きれいにこの3つがあるのが、これが安倍政権のグローバリズムの政策の特徴なんだけど、私はグローバリズムのトリニティ、三位一体と呼んでいますが、必ずこの3点セットがあります。