生産・支出・所得は必ずイコールになる
先程私はこの図を使って、生産者が物やサービスを生産し、お客さんに消費投資として支出をしてもらうと所得になるといいましたけど、これ覚えといてください、簡単だから。
このプロセスにおいて、生産、支出、所得、この3つは必ずイコールになります、例外が出ないです。
例えば私、今ここで皆さんに講演サービスをご提供していますが、私の講演料が、そうですね、1000万円だったとしましょうか、実際にはそんなに高くないんですけどね、ふたけた違うんですけどね、これはボランティアで話してるんですけどね、そもそも、お金もらえないんですけどね、話しても。
例えば1000万円だとしましょうかね。
私が1000万円分の講演サービスを生産して、皆さんが1000万円支出したら、私の所得はいくらでしょうか、それは1000万円だよね。
当たり前です、この3つは必ずイコールになります。
日本人の99.9%が理解していないGDPの正体
何の話をしたいかというと、あれの正体ですね、GDPって何でしょう。
よく聞きますよね、でも意味を日本人の誰も、99.9%は理解してません。
いやいやわかってるよ、反発したい人いません?
GDPってあれだろ、国内総生産だろ。
それ、日本語訳だからね、理解してるっていいませんよね。
じゃあ国内総生産ってなにって聞かれたら説明できるんでしょ。
まあたしかにGDPはGross Domestic Productの略なんで、日本語に訳すと国内総生産ですけど、さっきから私が繰り返し使っている言葉が入っていません?
国内総生産、総生産。
実はGDPっていうのはこの所得創出のプロセスにおける生産の合計のことなんだけど、さっき言ったように、生産、支出、あるいは需要、どちらも同じですけど、生産、需要、所得、この3つは必ずイコールになるので、実はGDPというのは国内の生産の合計であり、需要の合計であり、所得の合計でもあるんですよね。
だから、GDPが増えている国、すなわち経済成長している国は豊かになっていると考えて構わないんです。
所得が増えているからです。
日本人の所得が伸びず姑息な安倍政権
で、我が国は所得の合計でもあるGDPを見ると、ある年、97年をきっかけにずっと横ばいと。
これなんで3つあるかというと、最近安倍政権がGDPの基準をコロコロ変えるので、全部載っけたんだけど、最後のこれ、大きいじゃないですか、伸びてるじゃないですか、これ、基準の改定によって伸びてます、実際伸びてるわけじゃないんです。
こういう姑息なことやるんですよね、安倍政権。
どっちみち伸びていないんです、日本のGDPは。
それは所得の合計が伸びていない、豊かになっていない。