日本のデフレは人口の減少と全く関係ない
なぜ日本はデフレになったのか、人口の減少とかまったく関係ありませんからね。
世界には日本以上のハイペースで人口が減っている国々が21カ国あります、知ってました?
その中で日本の人口減少ペースは、正直いうけど、誤差ですね、毎年0.3%ぐらいだから。
これ、ジョージア、リトアニア、ラトビアといった国々は、毎年1.5%とかいう、とんでもないペースが人口が減っていっています。
じゃあ、人口減少国の中で、デフレーションになっている国は何カ国あるでしょうか?
我が国だけなんです、日本だけなんです。
なぜか、日本だけがデフレになるイベントを経験したためです。
デフレになるイベントって1個しかございません、皆さん全員知っているはずです。
若い方は知らないかもしれないけど、私の年代から上は全員知っています、というか経験したんです。
バブル崩壊とは何なのか?
バブル崩壊っていうんです。
バブルって何なのか。
バブルというのが土地の価格が上がっていくという現象じゃありません。
まあ上がるんだけど、そうじゃなくて、皆さんが銀行からお金を借りて、土地なら土地の値上がり益を目的に買うんですよ。
別に土地買ったっていいんですよ、金借りて。
農業やろうじゃないかって、それは投資っていいます、工場建設しよう、それも投資。
目的が違うんです。
土地そのものの値上がり益を目的に金を借りて買うんです。
ビットコインバブルの正体
最近でいうと、ビットコインバブルっていうのがあります。
ビットコインって、国際決済以外何の役にも立たない石ころですよ、はっきりいうと。
道端の石ころなんですよ。
それで4年前くらいは、1BTCで1500円とかそういう記憶があるんですけど、なんと昨年、
200万円超えましたからね。
なんでたかが石ころが200万円を超えるんだと。
みんな価格が上がると思って借金して買った、だから上がっていった。
バブル崩壊して今は70万円だけどね。
人類史上初の大々的なバブル崩壊
人類史上初の大々的なバブル崩壊は、およそ400年前の1637年にオランダで起きました、オランダ。
当時のオランダ市民たちが目の色を変えて借金しまくって買いあさったものは、チューリップの球根だったんです。
オスマン帝国産のチューリップの球根が異常な人気になってしまいまして、みんなで借金して買ったんです。
みんなが借金して買うとどうなるんしょう。
ビットコインと同じで、値段が上がる。
それを見た他の人が、わあまだまだ上がるってことで、金を借りて買う、という感覚で、どこまでもどこまでも上がっていってしまいました。
どこまで上がってしまったんでしょうか。
なんと、チューリップの球根1個あたり、現在の日本円に直して2億4000万円。
球根ですからね、玉ねぎの親戚みたいなものでしょ、あれ1個、2億円超えたんですよ。
普通の主婦の方々も買いました。
頭金ちょっと入れると残り借りられたんですね、それで買うわけです。
ということで、2億円超えちゃったんだけど、その後バブル崩壊で100分の1以下に値段が落ちちゃったんだけど、バブル崩壊というのはそういうものなんです。