発がん性があるモンサントの除草剤でも死なない遺伝子組み換え大豆
皆さん大好きな企業、モンサント。
有名な農薬にラウンドアップっていうのがありますよね。
ラウンドアップに発がん性の物質があることが証明されて、裁判で350億円くらいの賠償金払えっていう一審判決がこのあいだ出ました、もちろん控訴したけどね、モンサントは。
数百の訴訟が今、アメリカで行われています。
これね、例えば、ラウンドアップってご存知のとおり、撒いたら基本的にはすべての雑草とかすべての植物を殺すんですよ、強力な除草剤なんです。
あれですもんね、ベトナム戦争の枯葉剤の技術を使ってるからね。
でも、ラウンドアップをかけても死なない大豆っていうのがあるんですよね。
それが遺伝子組換えの大豆です。
遺伝子いじってラウンドアップに耐性もたせた大豆。
ということはその大豆が伸びていって、周りに雑草が生えたときにかけたら、雑草は死ぬけど大豆は生き残ると。
そんなもの食いたいか、と思ったでしょ、でも食べているんですよ、残念なことに。
という状況なんですね。
発がん性がある除草剤をかけて日本に輸出される米国の小麦
で、最近私がいやだなあと思ったのが小麦。
小麦って、アメリカの小麦だけじゃないですけど収穫の時期が非常に短い、1週間ぐらいなんです。
それを放置しておくと新たな芽が出ちゃうから、品質が下がっちゃう。
じゃあなにやっているのか、アメリカの農家は。
ラウンドアップぶっかけているんですね、わざと枯らす。
それで収穫して、日本なりに輸出する。
その、小麦とかとうもろこしとかのラウンドアップの発がん性成分の規制ってあったんだけど、昨年12月でしたっけ、一気にゆるめました、日本政府は、農林水産省は。
子供に食べさせるものが無くなる日本
私はいいですよ、私はもう半世紀近く生きてるからまあいいんですけど、うち赤ちゃんがいるんです、1歳児なんです。
いったい赤ちゃんに何食べさせたらいいんだと。
パンとか怖くて食べさせられないでしょ。
で、唯一日本に、絶対安全だ、っていう穀物が日本にあるわけですね。
米。
その米の種がターゲットで、種子法が廃止されたんですけど、主要農作物種子法については、たぶん山田先生が専門なんであとでお話になると思いますけど、簡単にいうと、政府がお金を出して、地方交付税で都道府県に予算をつけて、その予算っで高品質、しかも多種多様、これ重要ですよ、さらには安価な種を生産して農家に売るというこういう仕組みなんですよね。
私は、チャンネル桜の取材で現場の映像を見たんだけど、ものすごいですね、精密機械を作るがごとく、種って生産されているんです。
すごいコストかかります。
本来なら、日本の米なりの種はもっと高くなくちゃいけない、10倍くらいじゃないですか、他の民間の種を見てると10倍くらいだから。
でもね、安いんですよ、しかも多種多様。
これは政府がお金を出して維持しているから成立している話なんですよ。
日本人が死のうが金が儲かればよいグローバル企業
これ、日本国民からしてみても、だからなに、いいじゃんこれ、で終わりですよね。
終わりなんですが、この種子法による、低価格、多種多様、高品質な種の生産が、嫌で嫌でたまらない企業等があるわけですよね。
アグロバイオ企業、代表はもちろん、モンサントですね
こんな、政府の金で種維持されちゃったら、我々の種が売れないじゃないかということなんです。
ちなみに三井系のアグロバイオ企業が、みつひかりという米の種を生産しているんですけど、業務米です。
これね、高いんですよ、普通の米、種子法の種に比べて10倍くらい価格するんだけど、でもね、こわいんだけど、一定面積でとれる米が莫大なんですよ、すごい収量倍率なんです、それで遺伝子組み換えじゃないって言ってるの。
本当かなあと、本当なのかなあと。